原作 富野由悠季
テレビアニメ放送期間 1985年3月2日~1986年2月22日
テレビアニメ放送時間 土曜日 17時30分~18時00分
放送局 テレビ朝日系列
話数 全50話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”機動戦士Ζガンダム” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
サンライズが制作した『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。
『戦闘メカ ザブングル』、『聖戦士ダンバイン』、『銀河漂流バイファム』、『重戦機エルガイム』などと立て続けに制作されてきたバンダイとサンライズのロボットアニメは商業的にはガンダムに勝らなかった。
一方、ガンダムは『模型情報』や『コミックボンボン』などの雑誌で展開していたものの、劇場版三部作が公開されていた当時よりも売上が落ち込んでいたことからバンダイにより本作が企画された。
なお、前作のメインスポンサーであり、玩具を商品化したクローバーが既に倒産していたため、バンダイはプラモデルにとどまらず玩具も担当している。
企画は『ダンバイン』の放映時から始まっている。
間に『エルガイム』の放映期間を挟むので、テレビアニメとしてはかなりの準備期間があった。
ところがこのように長い準備期間をとったにもかかわらずΖガンダムはその複雑なデザインや変形機構のため、デザイン決定や商品化が遅れた。このためΖガンダムの登場は第2クールの終わりにスケジュール変更された。
Ζが登場するまでの2クールの主人公MSをどうするかが問題になり、「MSV(モビルスーツバリエーション)」の流れを取り入れることが提案され、MSVのフルアーマーガンダムとヘビーガンダムのような「強化されたガンダム」をコンセプトとしたガンダムMk-IIが前半の主人公機になった。
登場人物およびモビルスーツのデザインは刷新され、前作の登場人物は年齢を重ねて再登場する。
前作の連邦対ジオンという明快な図式に対して、本作はティターンズとエゥーゴという地球連邦軍から発生した二つの勢力による抗争を中心に、中盤以降ではジオン残党最大勢力であるアクシズの地球圏帰還や、各勢力同士の同盟・決裂、指導者の暗殺など、複雑な構図となっている。
あらすじ (説明はWikipediaより)
宇宙世紀0087。
一年戦争終結から7年後の世界が舞台である。
ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍は増長し、コロニーに対し、支配と圧力を強めていた。やがて連邦軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目に、スペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」が創設された。
急速に勢力を拡大したティターンズに反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は、反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成する。
そして、その中にはかつて一年戦争でジオン公国軍のエースパイロットとして「赤い彗星」の異名を持つシャア・アズナブルも、クワトロ・バジーナと名を変えて、エゥーゴの一員として活動していた。
エゥーゴはティターンズの拠点であるサイド7のコロニー「グリーンオアシス」を襲撃、コロニーの住民カミーユ・ビダンがその戦闘に巻き込まれていく。
劇中の物語はここから始まり、エゥーゴとティターンズの戦いを主軸に、地球連邦軍、さらにジオン公国軍残党の一部が結成した軍事組織アクシズの動きを絡めて描かれていく。
登場人物 声優 (説明はWikipediaより)
カミーユ・ビダン 声 – 飛田展男
作品の主人公。
エゥーゴのモビルスーツパイロット(階級は中尉待遇)で、宇宙世紀を舞台とするガンダムシリーズにおいて史上最高のニュータイプ能力を秘めた少年。
「カミーユ」という名が女性的であることに激しい劣等感を持っている。
そのため、小型飛行機であるホモアビスやジュニア・モビルスーツなどに熱中したり(MSの大会では優勝するほど)、ハイスクールでは空手部に所属したりするなど、「男性的」な趣味に傾倒していく。
劣等感と家庭環境も併せて、非常に繊細で感情の起伏が激しい性格に育つ。
一方で生活能力に乏しく、幼馴染みの少女ファ・ユイリィに依存する所が大きかった。
エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラや、ヘンケン・ベッケナー、クワトロらからニュータイプとして天賦の資質があると見込まれ、エゥーゴの正規パイロットになることを薦められる中、MSの訓練を受けていない民間人でありながら、連邦軍のベテランパイロットライラ・ミラ・ライラを撃墜するという戦果を挙げ、アーガマのクルーからはアムロ・レイの再来と称される。
クワトロ・バジーナ 声 – 池田秀一
ジオン共和国創始者、ジオン・ズム・ダイクンとトア・ダイクンの子として生まれる。
セイラ・マス(本名:アルテイシア・ソム・ダイクン)は実妹。
父のジオンは病死とされているが、実際はデギン・ソド・ザビらによる暗殺と見ており、ザビ家への復讐を誓う。
愛機初期量産型ザクII(型式番号:MS-06C)をパーソナルカラーである赤に塗装し、ルウム戦役ではたった一人で5隻もの戦艦を沈め、「赤い彗星」の異名を得、その名は連邦軍の末端兵士にまで轟き恐怖の存在となる。
宇宙世紀0084年9月、アクシズで開発されたモビルスーツの新素材ガンダリウムγを携えて地球圏に帰還し、非合法にクワトロ・バジーナという戸籍と連邦軍の軍籍(大尉)を取得。
エゥーゴ(反地球連邦政府組織)に加わる。
最新艦アーガマに配属されモビルスーツ隊隊長となる。
ただ、クワトロ=シャアであるということは薄々感付かれていたようである。
またアポリー、ロベルトは一年戦争時代からの部下で、彼らと共にアクシズから来たともいわれている。
アムロ・レイ 声 – 古谷徹
サイド7でのMSの戦闘で当時民間人だったアムロが偶然にも父親が開発したガンダムに乗り込みザクを2機破壊したのが最初の戦果で、その後はガンダムを愛機として駆り、多くの強敵たちと渡り合い、ニュータイプとしての覚醒以降その卓越した能力はなお加速し、シリーズを通して超人的な戦績を挙げた。
23歳。
一年戦争後は英雄的扱いを受け、彼に注目した多くのジャーナリストから「ニュータイプとは何か?」と取材を受けることになるが、彼の発言は大衆にとって抽象的で難解なものとしか理解されなかったと言われる。
やがて大尉に昇進し、北アメリカのシャイアン基地に勤務。
しかし、地球連邦政府のニュータイプを危険視する思惑から事実上の軟禁状態に置かれていた。
彼も、ララァを死に至らしめたことの後悔を引きずって鬱屈した生活を送っていた。
しかし宇宙世紀0087年、かつてのガールフレンドでありハヤトの妻になっていたフラウと再会しカツ・コバヤシに説得され共に監視を抜け出す。
空港で輸送機を奪いエゥーゴの支援組織カラバに合流。
その際、シャア(クワトロ)と7年振りの再会を果たす。
シャアからは宇宙に上がり共闘することを薦められたが、無重力の感覚への恐怖を理由に固辞している。
その際、「ララァと再び会うのが怖いのか」と胸中を看破され、一年戦争時代に負ったトラウマを克服できていない自身の精神的な脆さを否定できず、ハヤトらと共に地上に留まる。
また、自分より若いカミーユにガンダムMk-IIを使わせている事やそれを容認する周囲の人間達に「不甲斐ない自分への当てつけ」といった感情を少なからず感じていたようである。
しかし、昔の自分を思い出させるカミーユ・ビダンや、ベルトーチカ・イルマに刺激され、再びMSで戦うことを決意すると、7年のブランクを感じさせない卓越した操縦技術でエゥーゴを援助。
宇宙に上がったアポリー・ベイ中尉が残したリック・ディアスでカミーユを指導しながらアッシマーを撃墜したのを皮切りに、リック・ディアスやディジェを駆って、キリマンジャロ攻撃作戦やダカールでの戦い、ニューギニア基地攻略などで活躍した。
ブライト・ノア 声 – 鈴置洋孝
宇宙世紀0087年3月、一年戦争での功績にもかかわらず、ニュータイプの存在を恐れた連邦上層部の意向で左遷され、連絡船テンプテーションの船長を務めていた。
民間人であるカミーユ・ビダンやファ・ユイリィからサインをせがまれる程の有名人で、アーガマ艦長就任以前から『ブライト・キャプテン』と尊称される。
またエマ・シーンからはティターンズ在籍時より敬意を示されるが、バスク・オムに近い一部のティターンズ隊員からは嫉妬の入り混じった反感を買い、グリプスにおいて上下階級の区別なしの集団暴行を被っている。
エゥーゴによるガンダムMk-II強奪の際、グリーン・ノアの難民を保護しテンプテーションで漂流しているところをアーガマに救助される。
その後、エゥーゴに参加し(階級は中佐から大佐へ)、ヘンケン・ベッケナーの禅譲によりアーガマ二代目艦長に就任する。
7年のブランクを感じさせず、就任直後にジャブロー降下作戦の艦隊指揮を任される。
ニュータイプのカミーユ・ビダンやクワトロ・バジーナの活躍もあって、エゥーゴ艦隊の象徴として、多くの作戦に参加。
途中、アナハイムの幹部であるウォン・リーの強硬的な言動に手を焼くが、艦長として毅然とした態度をとり続けた。
最終的にティターンズ・アクシズと三つ巴の戦いを展開。
コロニーレーザーであるグリプスを捨て身の覚悟で守り切り、ティターンズを壊滅させる。
その代償は大きく、健在の正規パイロットはファ・ユイリィただ一人という状況に追い込まれている。
エマ・シーン 声 – 岡本麻弥
年齢は24歳。
日系人の軍人家庭に生まれ、ティターンズ配属までは地球で暮らす。
物語開始の4年前の時点でアムロ・レイと出会っている。
基本的に柔和ながら典型的な軍人気質であり、何でも規律重視で杓子定規に判断してしまう傾向がある。
規律を破ったカミーユ・ビダンやファ・ユイリィに「修正」と呼ぶ体罰を下すことにも躊躇いはなかった。
しかし理性的側面も備え、手段を選ばないティターンズを離れたのは想像に得るところである。
ガンダムMk-IIのテストパイロットとしてグリーン・ノアに赴任し、エゥーゴによるガンダムMk-IIの強奪事件に遭遇する。
その後、上官バスク・オムの親書を持ってアーガマへ赴くが、その内容が「強奪したガンダムMk-IIを返さなければ、強奪者であるカミーユの両親を殺す」と言う恫喝だったことを知り驚愕。
ティターンズをジオン残党による破壊行為に対する抑止を目的とした正義の組織だと信じていたエマは大きなショックを受け、人質という卑劣な手段をとった組織に不信感を抱く。
その後、アレキサンドリアに戻った彼女は、カミーユとその父であるフランクリン・ビダンを引き連れ、ガンダムMk-II全3機と共にエゥーゴに寝返る。
そして、保護観察の身の際に、サイド1の「30バンチ」コロニーに入り、クワトロ・バジーナから30バンチ事件の真相を知らされ、ティターンズの本質を再認識する。
エゥーゴ参加当初は元ティターンズ士官ということで疑われやすい立場であったが、間もなくその生真面目で誠実な性格でクルーたちの信頼を得た。
エゥーゴでは当初リック・ディアスのパイロットを務めていたが、後にガンダムMk-IIを譲り受け、アーガマとラーディッシュを行き来しながら数々の戦闘に参加。
パイロットとしての腕は一流であり、物語序盤はエゥーゴ内部でもクワトロ(シャア)らと並びトップクラスの評価を得ている。
また、カミーユやファ、カツ・コバヤシに対しては、時には姉となって優しく、時には上官として厳しく彼らの面倒を見た。
ヘンケン・ベッケナー 声 – 小杉十郎太
一年戦争時は地球連邦軍に所属。
第7艦隊所属サラミス改フジ級輸送艦スルガの艦長として宇宙移民者をソロモンからサイド6へ移送する任務にあたっていた。
ア・バオア・クー攻略戦時に、戦闘宙域に侵入したため戦闘に巻き込まれてしまい、宇宙移民者を乗せたランチを護衛部隊ジャック・ザ・ハロウィン隊に託した。
その後、エゥーゴに身を投じ宇宙世紀0087年、アーガマの初代艦長に就任。
ブレックス・フォーラやクワトロ・バジーナと共に、アーガマへ逃れてきたカミーユ・ビダンがニュータイプであることに期待し、ガンダムMk-IIのパイロットとして登用する。
クワトロがシャア・アズナブルである事は勘付いていたようだ。
ブライト・ノアがエゥーゴに参加するとアーガマの艦長を引き継がせ、新造戦艦ラーディッシュの艦長になる。
一見強面の男だが、豪快な性格から部下には尊敬されていた。
しかし、恋愛に関しては不器用でティターンズからエゥーゴに寝返ったエマ・シーンに一目惚れし、プレゼントを贈ったり、エマの体を気遣う発言をしたりするが素直な思いは伝えられずにいた。
フォウ・ムラサメ 声 – 島津冴子
地球連邦軍傘下のムラサメ研究所にて、強化人間として改造された女性。
階級は少尉。
年齢は不詳だが、書籍によっては16歳と設定されている。
一年戦争で戦災孤児になり、ムラサメ研究所に引き取られた。
フォウ・ムラサメという名は、「強化」のため、自身の過去の記憶や本当の名前すら失った彼女にムラサメ研究所が便宜的に与えた仮の名であり、ムラサメ研究所の4(four)番目の被験体という意味である。
本当の名前は未だ明らかになっていない。
薄いエメラルド色の髪が特徴。
サイコガンダムと共に実戦参加した際、ティターンズに功績を上げれば記憶を返すと言い包められ、ホンコン・シティにおいてカミーユ・ビダンの乗るガンダムMk-IIと戦う。
しかしカミーユと何度か会う中で心を通わせ、心の底から素直になれたカミーユのひたむきな言葉はフォウに届き、カミーユが宇宙に戻らなければならないことを知ると、ガルダ級大型輸送機スードリに搭載されていたシャトル用ブースターを独断で射出、ガンダムMk-IIを宇宙へと送る。
そしてスードリの爆発に巻き込まれ死亡したと思われた。
ライラ・ミラ・ライラ 声 – 佐脇君枝
地球連邦軍所属のモビルスーツ(MS)パイロットで、階級は大尉。
ティターンズを快く思っていなかったが、そこに所属するジェリド・メサに戦闘技術を教え、師匠と仰がれた。
ルナツー駐留の巡洋艦ボスニア所属のガルバルディ隊を率いている。
ニュータイプではないが、戦闘経験から彼等を圧倒する能力を持つため、一年戦争にも参加していたとみられる。
服装は艦内では赤いノースリーブの制服を着用し、黄色のマフラーを巻いている。
また、ノーマルスーツはピンク地に水色のラインが入ったものを着用している。
共同戦線を張ったからか「TITANS」のワッペンが付いており、カミーユにティターンズ軍人と勘違いされ、否定したこともあった。
口調が粗野なため上司は苦言を呈していたが、さっぱりとした性格で良識にも富み、部下からは慕われていた。
ロザミア・バダム 声 – 藤井佳代子
地球連邦軍のオーガスタ研究所で調整を受けた強化人間。
精神調整と共に体も強化されている。
一年戦争時のコロニー落としが精神に大きな傷を残しており、ティターンズはそこを利用しエゥーゴを敵と思わせるようローレン・ナカモトに精神操作させた。
エゥーゴとの緒戦ではギャプランを駆り、連邦軍のブラン・ブルタークとともにカミーユらを手こずらせるものの、慣れぬまま機体は大破、脱出している。
かなり能力の高い強化人間ではあったが精神崩壊は進んでいて、精神の均衡を保つために家族に関する虚偽の記憶を植えつけるなどの処置が取られていた。
またこれを逆に利用し、カミーユ・ビダンを兄と思い込ませるよう暗示をかけ、アーガマへの潜入任務をさせられたこともあり、己を「ロザミィ」と呼ばせて偽りの兄カミーユに甘えた。
この際、カミーユと共にいたファ・ユイリィに対しても「お兄ちゃんの恋人には貴女のような人が良いと思っていた」と機嫌を取っている。
シンタとクムより子供っぽい振る舞いをしており、二人にとっては良い遊び相手だった。
ティターンズによるサイド2・21バンチへの毒ガス作戦をめぐる戦闘中に、無断でネモに搭乗してアーガマを離れる。
その後、アクシズ宙域で再びカミーユたちの前に現れたときには、すでに昔の彼女ではなくなっていた。
パプテマス・シロッコ 声 – 島田敏
地球連邦政府の木星資源採掘船ジュピトリスの責任者。
階級はテレビアニメでは大尉。
木星船団を統率する指揮官であり、いわゆる「木星帰りの男」。
自らを「歴史の立会人」と称して傍観者的立場を決め込むものの、長年に渡る木星圏での生活は彼にある種の悟りを開かせるものだった。
ニュータイプの資質を有し、人を惹きつけるカリスマ性を備える一方、他者に対し傲岸な態度をとり、反感を買う面もあった。
事態を予見する洞察力、優秀なモビルスーツを独自に開発する知識を備えた天才肌の軍人である。
パイロットとしての能力も非常に高く、自ら開発したニュータイプ専用機ジ・Oでファンネルの挙動すら予測し、これを完全に封じている。
最終的にバイオセンサーの力を解放したカミーユ・ビダンに操縦を奪われるまで、作中一度も直撃弾を被弾することがなかった。
戦闘で発揮されるニュータイプ能力についても、ハマーン・カーンと互角に渡り合い、カミーユの精神を崩壊に追い込むほどの力があり、シャア・アズナブルをニュータイプのなり損ないと断じるシーンも見られた。
そうした自らの能力に対する絶対の自信か、劇中ではノーマルスーツを一切着用しなかった。
彼は戦後世界を支配するのは「女だと思っている」と発言し、実際にサラ・ザビアロフやレコア・ロンドといった女性を配下に置き、自らの感性をも研ぎ澄ませていたという。
ジェリド・メサ 声 – 井上和彦
地球連邦軍の精鋭部隊ティターンズに所属するモビルスーツパイロット。
親友のカクリコン・カクーラー、エマ・シーンとは同期で、彼らと同じく階級は中尉である。
物語当初の年齢は24歳。
些細なことからエゥーゴのエースパイロットであるカミーユ・ビダンとは因縁浅からぬ関係となり、いくどとなく対峙した。
ときにはカミーユを窮地に追い込むこともあったが、いつも邪魔が入るなどして敗れ去る。
カミーユの存在を自分にとって「壁」と捉え、打倒に固執しすぎたあまりその人生は大きく狂ってしまった。
元々プライドが高い上に、ティターンズのエリート・反スペースノイド教育の影響をまともに受けているようで、地球連邦軍兵士や一部民間人に傲慢な態度をとって幾度か顰蹙を買っている。
ティターンズの暴走気味なエリート意識に批判的なライラ・ミラ・ライラやマウアー・ファラオといった女性にも、教え導いてやりたい相手として好意を示されることになった。
レコア・ロンド 声 – 勝生真沙子
物語開始時は23歳で、エゥーゴの女性士官として登場し階級は少尉。
月の出身で、情報収集を主に担当した。またクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)とは懇意の関係にあった。
落ち着いた女性として描かれ、機微に富み、カミーユ・ビダンやファ・ユイリィなどの面倒もよく見ていた。
その一方、常に死線をさまようかのような生き方をしてきたためか無意識のうちに危険を好む性格になっており、ファとの会話で本人もそれを自覚する発言をしている。
強い女性を装ってはいたが、内心では安定を欲していたり、女性である自分を認めてほしいという気持ちを少なからず持ち、クワトロにそれを求めていた。
クワトロはそれに応えようとしなかったため、作戦で接触した敵のシロッコに興味を持つことになる。
その結果、物語中盤においてティターンズに転向し、同じく転向者であり同世代の女性でもあるエマ・シーンとは度々、作中で対照的な存在として描かれた。
エマが自分の信念に基づきエゥーゴに転向したのに対し、彼女は心の行き所を求めた結果としてティターンズに転向した。
ヤザン・ゲーブル 声 – 大塚芳忠
ティターンズのモビルスーツ(MS)パイロットで階級は大尉(初登場時は中尉)。
サラ・ザビアロフが「野獣」と呼ぶように野生の荒々しさをもつ、金髪のリーゼントで浅黒い肌の色の風貌をした人物。
MSパイロットとして卓越した操縦技能を持つ。
戦闘自体を好む激しい性格であり、ティターンズの理念には関心を持っておらず、他勢力との戦いの場としか見ていない。
また、自分の戦闘を邪魔する存在は敵味方問わず誰であろうと容赦しない。
ジャミトフ・ハイマン 声 – 西村知道
地球連邦軍特殊部隊・ティターンズの創立者であり総帥。
大陸復興公社総裁、インターナショナル国債管理公社総裁も兼務している。
階級はデラーズ紛争時は准将、グリプス戦役時には大将。
ジャミトフはアースノイド出身のエリートではあったが、地球を汚染し続ける地球連邦政府と地球連邦軍のエリートを憎悪しており、地球環境再生の一環として人類の大規模虐殺を実行したジオン公国のギレン・ザビに共感していた。
地球環境破壊の原因をアースノイドを含む地球圏の人口増大にあると考え、少数のエリートによる地球圏の管理統制を目指したギレンの思想に影響を受けたジャミトフは、地球環境の保護・管理のために、地球連邦政府の独裁的支配や、アースノイドを含む人類の大半を粛清するための大規模戦争を目指すようになったという。
一年戦争から何も学ばず、地球再開発に名を借りた環境汚染と、地球における既得権の拡大にのみ執着する地球連邦政府の醜態を目の当たりにしていたジャミトフは、地球上の全人類を殺戮してでも地球の再生を実現しようと考えており、それを極秘裏・合法的に実現するためにティターンズを強化して権力の集中を推し進め、軍事国家的な統制政府を作り出そうとしていた。
ジャミトフをアースノイド至上主義者だと考え、危険視しているエゥーゴの指導者ブレックス・フォーラは、ジャミトフがティターンズの権限を拡大して地球連邦軍の指揮権を掌握しようとしていることを理由に「第二のザビ家を目論む男」と揶揄していた。
バスク・オム 声 – 郷里大輔
色黒で大柄の体格。
丸型のゴーグルをかけているのが特徴。
30代であるが頭髪は完全に禿げ上がっており、企画書では放射線症の疑いがあると記述されている。
徹底したアースノイド至上主義者で、一般市民を大量虐殺し、作戦中に味方を敵もろとも撃ち落とすなど、残虐非道な軍人。
また、非常に傲慢な性格であり、自身の作戦に意見した部下を殴り飛ばすこともある。
一年戦争時の負傷がもとで視覚障害を負い、ゴーグルの着用を余儀なくされたことが、スペースノイドへの憎悪を抱かせる原因になっている。
階級は地球連邦政府軍参謀本部付の大佐だが、ティターンズは全員一階級上の扱いを受けるため、准将としての態度を取っていた。
ジャマイカン・ダニンガン 声 – キートン山田
ティターンズ将校でバスクの腹心。
階級は少佐。
作戦参謀に艦隊指揮から作戦立案までこなし、シロッコの危険性を察知したことなど、人物眼や指揮能力はなかなかのものである。
その一方で上官であるバスクに取り入る腰巾着であり、典型的な中間管理職的存在として描かれている。
ティターンズ内での人望も芳しくなかった。
自分と作戦方針を巡り対立していたライラを見殺しにした挙句に、彼女に加勢しようとしたジェリドの出撃を認めなかったほか、素行の悪さを軽蔑していたヤザンを巻き込む事を承知で砲撃を行うなど、友軍への被害を顧みない行動を幾度も行っている。
ハマーン・カーン 声 – 榊原良子
シャア・アズナブルの推挙でミネバ・ラオ・ザビの摂政に就き、事実上のアクシズの指導者となる。
ザビ家再興という目的を掲げてジオン公国残党をまとめつつ国力を蓄え、宇宙世紀0086年2月6日アクシズを地球圏に向けて発進させる。
高い指導力と政治力を有した政治家である一方、モビルスーツのパイロットととしても高い技量を有し、劇中、多くのエースパイロットと互角の戦いを繰り広げている。
宇宙世紀0087年10月12日、地球圏に舞い戻り、第三勢力アクシズとしてグリプス戦役に介入。
エゥーゴから同盟を持ちかけられるが交渉は決裂。その後、ティターンズと同盟を締結する。
宇宙世紀0088年1月、エゥーゴからサイド3を譲渡するという条件でグリプス2(コロニーレーザー)の破壊を要請されると、グワダンの主砲でグリプス2の一部を破壊し、ティターンズに対してはアーガマを攻撃したものが外れたと虚偽の報告をする。
ティターンズの拠点であるゼダンの門でジャミトフ・ハイマンとの会見の隙に青酸ガスによる暗殺を狙うが失敗。
ゼダンの門にアクシズをぶつけて破壊する。
ナレーション 声 – 小杉十郎太
【主題歌 (説明はWikipediaより)】 ●動画やMP3で紹介●
【オープニング(第1話~第23話)】
【曲名】 Ζ・刻を越えて
【作詞】 井荻麟
【作曲】 ニール・セダカ
【編曲】 渡辺博也
【歌】 鮎川麻弥
【オープニング(第24話~第50話)】
【曲名】 水の星へ愛をこめて
【作詞】 売野雅勇
【作曲】 ニール・セダカ
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 森口博子
【エンディング】
【曲名】 星空のBelieve
【作詞】 竜真知子
【作曲】 ニール・セダカ、フィリップ・コーディ
【編曲】 渡辺博也
【歌】 鮎川麻弥
【挿入歌(第13話)】
【曲名】 ハッシャバイ
【作詞】 井荻麟
【作曲】 井上忠夫
【編曲】 宮川泰
【歌】 間嶋里美
【挿入歌(第20話)】
【曲名】 銀色ドレス
【作詞】 井荻麟
【作曲】 馬飼野康二
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 森口博子
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