原作 富野由悠季
テレビアニメ放送期間 1984年2月4日~1985年2月23日
テレビアニメ放送時間 土曜日 17時30分~18時00分
放送局 テレビ朝日系列
話数 全54話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”重戦機エルガイム” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
名古屋テレビを制作局としてテレビ朝日系列で全54話が放送された、日本サンライズ制作のロボットアニメ。
テレビシリーズの終了後もOVAや、渡邉由自によるノベライゼーション、池原しげとによる漫画化作品(コミックボンボン連載)および、白石琴似による再構成漫画『UNDER THE SUNS』(一迅社刊)などといったメディアミックス展開が行われた。
日本サンライズ(現サンライズ)制作のロボットアニメである。
前年に同時間帯で放送された『聖戦士ダンバイン』の後番組として制作。
監督は富野由悠季。
若手スタッフを積極的に登用し、北爪宏幸や大森英敏といった制作当時の20代を中心としたスタッフ編成がなされた。
中でも、当時23歳だった新人デザイナーの永野護は、日本サンライズ制作のロボットアニメとしては初の、キャラクターデザインとメカニックデザインを同時に担当するという大抜擢を受けた。
しかし、「番組を若い連中の教育に利用している。それは作品作りではない。」などとする一部視聴者からの批判もあった。
物語の前半は主人公ダバ・マイロードの成長を軸にコメディタッチで展開されており、優柔不断なダバを2人のヒロインが取り合うというラブコメ的要素の強い演出がなされていた。
キャッチフレーズとして「天下を盗るなら妖精と笑え」という本作品世界のことわざを使い、サクセスストーリーであることを謳っていたのがこの頃である。
同時間枠の前2作『戦闘メカ ザブングル』や『聖戦士ダンバイン』と同様に「主役メカ交代」のスタイルを踏襲しており、番組タイトルでもあるエルガイムが前半の主役メカ、中盤で登場するエルガイムMk-IIが後半の主役メカとなる。
あらすじ (説明はWikipediaより)
二重太陽サンズを中心に五つの惑星を擁するペンタゴナワールドは、絶対権力者オルドナ・ポセイダルの統治下にあった。
そんなある日、惑星コアムの片田舎から主人公ダバ・マイロードと親友ミラウー・キャオはダバの父の形見であるヘビーメタル・エルガイムを携え青雲の志を胸に都会へと旅立つ。それは行方不明の義妹クワサン・オリビーを探すための旅立ちでもあった。
突如現れそしてあっさり行き倒れた男から100万ギーンの手形をアマンダラ・カマンダラに届けるよう託されたダバは、元盗賊のファンネリア・アムや元正規軍人のガウ・ハ・レッシイを仲間に加え、盗賊や正規軍をエルガイムで退けるうちに、今の世の中は腐敗した正規軍による圧政の敷かれた世界だと知る。
力による統治に反発するダバ達は、やがて正規軍と反ポセイダル勢力との戦乱に巻き込まれていく。
登場人物 声優 (説明はWikipediaより)
ダバ・マイロード 声 – 平松広和
主人公。
本名はカモン・ワーラー三世で、ヤーマン族カモン王朝の王子。
ヤーマン族がポセイダルにより滅ぼされた際、養父となるダバ・ハッサーに連れられ脱出。
以後、ダバ姓を名乗る。
自身がカモン王朝の後継者であることはダバ・ハッサーから知らされていたが、彼自身はカモン王朝再興の意志はなく、ダバ・ハッサーの今際においても自分はダバ・マイロードでありカモンなど知らないと言い切っていた。
行方不明となった義妹で許婚であるクワサン・オリビーの捜索と立身出世を望むキャオにつきあう形で故郷を後にし、ポセイダル正規軍への入隊を志向したが、成り行きから反乱軍に身を投じることとなる。
ポセイダルの治世への疑問から現体制の打倒を志向するようになり、ステラ・コバンの死後に反乱軍を統べるシンボルとしてカモン王朝の継承者であることを明かし、カモン・マイロードを名乗るようになる。
戦後は新世界の建設に関わることなく、精神失調を来たしたオリビーを介護するため隠棲する。
乗機は物語前半はエルガイム、物語後半はエルガイムMk-II。
ミラウー・キャオ 声 – 大塚芳忠
ダバの幼馴染で、世に出るつもりの無かったダバを連れ出し、共に旅をする。
お調子者だが優秀なメカニックで、一行のHM及び艦船のメンテナンスを手がける。
戦乱終結後はリリスと「ミラリー探し」の旅を始める模様。
ファンネリア・アム 声 – 本多知恵子
ミヤマ・リーリン一家に身を寄せており盗賊家業を働いていたが、ダバの一行を襲った際にダバに惚れ、ダバらと行動を共にするようになる。
その後に同じくダバに惚れて一行に加わったレッシィとはダバを巡り恋の鞘当を演じ、物語前半に華を添えている。
後にHMにも搭乗、戦闘に参加するようになる。乗機はエルガイム、スペースゴロンゴなど。ダバがエルガイムMk-IIを手に入れた以降、エルガイム専任となる。
リリス・ファウ 声 – 川村万梨阿
この世界ではほとんど絶滅した有翼人「ミラリー」(妖精)の数少ない生き残り。
キャオの故郷では、「天下を取るなら妖精と笑え」という言い伝えがある一方、ギャブレーの故郷ではミラリーは災いの元であると信じられている。
見世物小屋で見世物にされていたところをダバに助け出され、行動を共にするようになった。
登場当初は大人しく争いを拒絶しする性格だったが、後半以降はダバを戦いに駆り立てるセリフも多い。
終盤は核爆発を阻止して健康を害し、伏せていることが多かった。
戦乱終結後はキャオと同族探しの旅に出た模様。
裁縫が得意で、普段着から宇宙服に至るまで、自身が着用する衣服は全てお手製である。
また料理や潜入工作など、様々な活躍をみせた。
ガウ・ハ・レッシイ 声 – 川村万梨阿
ポセイダル陣営の名家ガウ家の出身。
家柄に加え実力も兼ね備えており、若くして十三人衆に取り立てられ将来を嘱望されていたが、ダバに惹かれポセイダル軍を離脱。
これに伴い自らの意思で自身の髪を断髪し、髪型がロングの三段レイヤーからショートボブになった。
物語の序盤では、ダバを巡りアムとは恋の鞘当を演じるが、馴れ合いのチームではポセイダル軍を打倒することは困難であるとして、自らダバの元を離れアマンダラの元に身を投じ、ダバらを側面から支援するようになる。
再登場後は髪型がショートボブからボリューム感のあるセミロングに変更され、髪の色も真っ赤から赤褐色に変わっていた。
乗機はゴロンゴ、ディザード(赤)、ヌーベル・ディザードなど。
ダバ・ハッサー 声 – 池田勝
ダバの養父で、カモン王朝の家臣。
王都陥落の際に幼少のカモン・ワーラー三世(ダバ)を連れて脱出する。
以後、ポセイダル軍の目を逃れながらダバを育成しつつ、持ち出したオリジナルHMガイラムを単身でエルガイムに改良したが、志半ばにして病で急逝することとなった。
ステラ・コバン 声 – 立沢雅人
ミズン反乱軍のリーダー。
元はミズンの貴族出身で、故郷をポセイダルに滅ぼされていた。
エルガイムをヤーマン系の技術と看破するなど器量はあるものの、度量が狭いが故の失敗が多く、金をばらまく撒く悪癖があった。
根拠地のリトル・セイをチャイ・チャー率いる正規軍が襲撃した時に重傷を負い、その後乾坤一擲の反撃を挑んで戦死し、彼の死によって反乱軍は瓦解寸前となってしまう。
シェラ・リーフ 声 – 山崎哲成
ステラの部下の一人で、元はコアム貴族の出身。
ステラに接触したばかりのダバの案内役を務めた。
キャボット・ササ 声 – 佐藤正治
リトル・セイの老メカニックで、ダバがカモン王家の生き残りだと最初に見抜いた人物。
ヤーマン族の生き残りでもある。
カモン家の存在は災いを呼ぶとしてダバを遠ざけようとしていたが、チャイ・チャーの画策した離反工作により暗殺される。
ロンペ、マルシェ 声 – 塩屋浩三、佐藤正治
アロン・ジェルバ 声 – 船戸健行
ターナのクルーで、アムがハッシャ・モッシャと共に連れてきた昔の仲間。
最初はハッシャの子分として行動していたが、ハッシャ離脱後はダバ達の良き仲間となる。主にオペレーター・砲手などを務める。
ロンペとマルシェには目立ったエピソードは無いが、アロンのみレッシィに好意を持っていた描写がある。
セムージュ・シャト 声 – 玄田哲章
トライデトアル反乱軍のリーダー。
クワサン・オリビーを追ってトライデトアルを訪れたダバを旗頭として迎え入れる。
当初は彼らを名目上のお飾りとして反乱軍の実権を握ろうとしていたが、ダバの活躍を目の当たりにしていくうちに真の指導者と認めるようになり、単独行動を取る事の多いダバに代わって参謀格として反乱軍をまとめてゆく。
実はフル・フラットに通ずるスパイでアマンダラともコネクションを持っていたが、全てを知られて以降はダバに臣従するようになり、スパイ活動も止めフラットとは直接会話を経て決別を選択する。
メッシュ・メーカー 声 – 島田敏
惑星トライデトアルのドヴァ基地の技術者。
A級HMアモンデュール「スタック」の開発をしていた。
ギャブレーからスタックを酷評されたところにキャオにスカウトされ、技術者としての興味からスタックの開発が継続できるとしてダバの一行に加わり、ダバ一行が正規軍から強奪していたスタックをキャオと共同でエルガイムMk-IIに改良する。
メカニック全般の開発と整備を担当した。
有能だが、Mk-II組み立ての為にエルガイムの部品を勝手に取り外したり、フル・フラットの使者が乗っていたベアズを無断で調査しようとするなど、技術者馬鹿的な行動をとる事もある。
ムト 声 – 島田敏
アジーン 声 – 飛田展男
資源衛星パラータ・スターの労働者の青年。
悪代官ボンサーンスの圧政下で強制労働を強いられていたが、たまたま立ち寄ったダバ一行と決起してパラータ・スターを解放する。
その後パラータ・スターは反乱軍の拠点の一つとなり、終盤のガストガル強襲作戦「スターダスト作戦」の基地となった。
タック 声 – 二又一成
クワサン・オリビーとリョクレイが指揮していた正規軍所属の偽装商船イプシオンの乗組員。
船内で捕らえられたダバ達の言葉に動かされて一行を救おうとしたが、リョクレイによって殺される。
クロソ 声 – 曽我部和恭
反乱軍の大立者で、「クロソ将軍」と呼ばれるほどの人物。
実はダバが出会ったクロソはネイの送り込んだスパイで、本物のクロソはすでに死亡していた。
だがダバの誠意と反乱軍の人々の熱意に動かされてクロソ将軍として戦う事を選び、ネイからダバをかばって命を落とす。
モーブ 声 – 広森信吾
トライデトアル・マレーニキ市の反乱軍の幹部。
クロソの正体を知った為に殺される。
ニコマコス 声 – 山野史人
トライデトアルの反乱軍の一つのリーダーで、セムージュとは懇意。
初めの内はダバをリーダーと認めていなかったが、やがてセムージュ同様ダバに従うようになる。
ルコ・マイト 声 – 立木文彦
レッシィが指揮官となったホエールの艦長。
作中後半のレッシィがダバと一定の距離を置いていたため、ダバとの交信を代わって行う事が多かった。
ギャブレット・ギャブレー 声 – 速水奨
地方の田舎貴族出身。
一族の期待を背に立身出世のためポセイダル軍に仕官する。
序盤はシナリオ上の展開もあいまってコミカルな面も目立つが、軍人としては有能で、後にポセイダル13人衆に序せられている。
ストーリーがシリアス路線となった後半でもコメディリリーフとしての地位を保ち続けた。
クワサン・オリビーに横恋慕するあまりに近衛軍とギワザ軍の間を行き来した挙句に、双方からの信用を失ってしまい、ガストガルでの決戦ではポセイダル軍、ギワザ軍、反乱軍の三つ巴の戦いを静観していたが、最終的にはなし崩し的に反乱軍に寝返り、ダバとの共闘でアマンダラやギワザを撃破するなど戦乱の鎮静に尽力する。
結局、精神が崩壊したオリビーを自分では支えきれないと判断して自ら身を引いた。
乗機はアローン、グライア、バルブド、バッシュ、アシュラ・テンプル、グルーン、アトールなど。
リアルロボットアニメにおける主人公のライバルらしく様々な機体に乗り込んだが、量産型のB級ヘビーメタル以外はまともに撃破されておらず、後半ではバッシュ、アシュラ・テンプル、アトールを状況に応じて使い分け、アマンダラとの戦いではバッシュに乗り込んでいる。
ハッシャ・モッシャ 声 – 戸谷公次
盗賊団リーリン一家の副頭だったが、ボスに成り上ろうとしてリーリンを戦闘のどさくさに紛れて殺害する。
しかし一家の後継者の座はギャブレーに奪われ、一家を脱走する。
人手不足でアムに誘われて反乱軍に参加するが、反乱軍が劣勢に陥るとさっさとギャブレーの元に寝返っている。
以降は前線におけるギャブレーの副官的な立場となって最終決戦も生き残る。
乗機はゼッタ、スペースリスタ、グライア、カルバリー・テンプル。
ミヤマ・リーリン 声 – 島津冴子
盗賊団リーリン一家のリーダー。
イレーネ・イルス 声 – 神田和佳
ポセイダル軍に加わったギャブレーに供与された、女性のみで構成されたミサイル巡洋艦プラネット・ボマー「スレンダースカラ」のキャプテン。
そのままギャブレーの副官となる。
大きく逆立てた赤毛が特徴。
ヘッドライナーとして前線に出ることが多いギャブレーに代わり、艦の指揮を執ることが多かった。
当初はギャブレーを成り上がりの若輩と侮るような言動もあったが、戦いを重ねていくなかでギャブレーの才能を評価するようになる。
ギャブレーのいい加減な態度に終始振り回され、呆れつつも影からフォローする苦労人。
ギワザとの決戦の際は「ギャブレー君に最後のご奉公だ」と称し、ギワザ軍への総攻撃を敢行している。
貯金が趣味らしく、キャプテンシートのコンソールにピンク色の象の貯金箱を収納している。
パメラ・ビロレッジ 声 – 藤井佳代子
スレンダースカラのブリッジ要員。
ネイが派遣した目付役で、ギャブレーの動きを止める為に色仕掛けでたらし込んだこともある。
しかしギャブレーに好意を抱いてしまい、本気で彼に協力するようになる。
フル・フラットとの戦いで戦死する。
ミヤマ・アスフィー 声 – 原えりこ
リーリンの一人娘。
ハッシャに母の仇だと吹き込まれてHMパードナーでダバを襲撃するが、誤解だと悟って和解する。
最終回では終戦の祝賀会に姿を見せている。
ドモ、バラ 声 – 広森信吾(ドモ)、戸谷公次(バラ)
どちらもリーリン一家のメンバーで、リーリンやハッシャと共に盗賊稼業に手を染めていた。
サングラスをかけてターバンを頭に巻いているのがドモ、インディアンのような容貌をした大男がバラである。
リーリンの死後、ギャブレーに率いられてポセイダル軍に入隊、ギャブレーが遊撃軍司令官になるとスレンダースカラのブリッジ要員となる。
アマンダラ・カマンダラ(真・オルドナ・ポセイダル) 声 – 豊田真司→堀部隆一
星団でも屈指の規模を有する「アマン商会」の当主だが、その正体は本物のオルドナ・ポセイダルである。
自身に対するミアンの愛情に付け込み、自分の影武者ポセイダルに仕立ててサンズに君臨させ、統治の重責と反乱軍の始末を押しつけ、自らは影で好き放題に何の責任も取らずに暗躍する。
また若い頃ヤーマン族に家族を虐殺された経緯によりヤーマン族を憎み、その根絶やしを行う。
かなりの高齢であるにもかかわらず、バイオリレーション・システムにより無限の若さを手に入れている。
自らが操縦するHMオリジナル・オージェもまた、バイオリレーションにより無限のエネルギーを得てあらゆる攻撃を受け付けなかったが、最終的には「完全に操っていた」はずのミアンにダバとの戦いの最中に裏切られ、システムを停止されたことで急激に老化して衰弱し、ダバとギャブレーの連携により死亡、敗北する。
ただ、ヤーマン族根絶という執念はダバがオリビーの介護で結婚せずに隠棲するという道を選んだため、図らずも達成されることになった。
普段は金髪の長髪にサングラス姿で、長い顎鬚を生やしていたが、真の姿を現した時は女性と見紛う程の美貌と紫色の長髪を見せており、両目の瞳も金と紫色のオッドアイであった。
エイマン 声 – 佐藤正治
アマンダラの執事。
アマンダラの正体についても知っていた模様。
アマンダラと共にミアンを取り押さえるべくスヴェートに潜入するが、最終決戦の混乱で死亡する。
フル・フラット 声 – 土井美加
ポセイダルからサートスターを自治領として与えられている有力者。
かつてミアンとともに、ポセイダルのために戦った同志であり恋人だった。
ダバとアム、レッシィの関係を、かってのポセイダルと、ミアン、そして自分の関係に見立てており、アム、レッシィに忠告を与えたりするが、逆に自分たちが失ってしまったものを見いだしてポセイダルから離反。
だが、ミアンを解放しようとして失敗し、彼女を庇って絶命してしまう。
因みにアマンダラ、ミアンらと共にバイオリレーションで若さを保っていた。
スー・アザン 声 – 入江雅子
フル・フラットの部下。
オルドナ・ポセイダル(ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー) 声 – 島津冴子
ペンタゴナ・ワールドの支配者。
90歳と思えない美しい姿をしており、金と銀のオッドアイ。
その素性は本物のポセイダル(アマンダラ)のかつての恋人・ミアンであり、影武者として彼に代わりポセイダルとして君臨している。
その美しい姿はバイオリレーションシステムの恩恵によるものであり、操られるがままにポセイダルを長年演じてきたため、やがて己がポセイダル本人だと思い込むようになっていく。
そして己もまたクワサンをバイオリレーションシステムによって意のままに操るようになる。
しかし、最終決戦の中でついに真実を思い出し、アマンダラとの愛がとうに終わっていたこと、これ以上芝居を続けることの無意味さを悟り、バイオリレーションシステムを停止させて老衰死した。
クワサン・オリビー 声 – 木下由美
ダバの義妹で婚約者。
本編開始の3年前に盗賊に攫われて行方不明になるが、オリビーがヤーマン族である事を見抜いたポセイダルによって精神改造を受け、正規軍の近衛師団の司令官としてダバの前に現れる。
逐次ポセイダルから指令を受けて動いていた。
物語終盤あたりから、精神改造による負担からか精神崩壊の兆しが現れ始め、最終回では遂に人格が崩壊。
結局、精神は元に戻らぬまま、ダバと静かにコアムへ去る。
乗機はカルバリーテンプル。
第1席次 サイ・クォ・アダー 声 – 柴田秀勝
前大戦をポセイダルらと共に戦った歴戦の勇士で13人衆では最古参だが、本作品中では第一線からは退いており存在が象徴化している。
レッシィのことを幼少より知っており、彼女がポセイダル軍を裏切った後も孫娘のように思う気持ちは変わっていなかったが、ダバ一行を追撃した際は歴戦の勇士らしい猛攻を見せる。
ヘビーメタルに搭乗するシーンは無いが、エルガイムを見て一目でガイラムと看破するなど高い洞察力を持っていた。
第2席次 プレータ・クォイズ 声 – 速水奨
野心家。
地方豪族の出身ゆえに名門であるレッシィなどに敵意を燃やす。
レッシィを人質に取ってダバを誘い込み、ヘビーメタルでの一対一の戦いを挑むが敗北した。
首筋にクワサンと同じくハーケンのような紋章があるので洗脳改造されていた可能性もある。
乗機はパゴータ。
第3席次 ギワザ・ロワウ 声 – 西村知道
13人衆の実質的なリーダー。
有能な野心家で、自己の野望のために利用価値がなくなった愛人のネイを捨て駒にするなど、冷酷な性格。
地位を生かしてポセイダル軍内に自らの派閥を形成し、ポセイダル正規軍、反乱軍が戦闘により疲弊したところで双方を撃破し、星団の実権を握ろうと画策するが、その企みはダバ、ギャブレーに見透かされ、最終決戦で新時代の統治者の器ではないと喝破され撃破された。
政治力に長けているだけでなくセイバーや射撃の腕前も一流で、ネイに片腕を切断されながらも逆手の射撃で返り討ちにし、旗艦に侵入したダバとセイバーで渡り合った。
第4席次 ネイ・モー・ハン 声 – 竹内久美
序盤の難敵として第4話から登場。
非常に優秀なヘッドライナーで度々ダバらを窮地に追い込む。
ギワザの愛人であり、その愛情からギワザの野望を知りつつ協力していたが、失敗が続いた為にストーリー中盤で事実上、ギワザから切り捨てられた。
スヴェートに招聘された時はポセイダルへの反逆を疑われるも最終的には無罪放免となる。
しかし、その事でギワザからスパイの嫌疑をかけられて死刑宣告を受けた為に逆上し、セイバーでギワザの片腕を斬り落とすも、ギワザの反撃で倒された。
乗機はオージェ、グルーン、サロンズ。
細身ながらも体術に長け、鞭を武器にする。
また常に化粧バッグを持ち歩くほどにお洒落を欠かさない女性らしさと、アイスクリームが好物という女の子らしさを見せた事もある。
第5席次 ワザン・ルーン 声 – 堀部隆一
13人衆でも古参にあると思われる老戦士。
武人的な性格の持ち主。
作戦失敗で囚われた際に出会ったダバの姿に初陣で戦死した息子ミザンの面影を重ねて見ていた。
円熟した人格と歴戦の武人としての風格から多くの兵士に慕われており、その人望の篤さにギャブレーも感心していた。
エルガイムMk-IIのバスターランチャーの直撃からリィリィを庇って戦死した。
第6席次 チャイ・チャー 声 – 島田敏
序盤の難敵の一人。
プリャーモ・ベースの司令官でギャブレーの上司だった。
傲慢で陰湿な性格。
失敗が重なってロアンヌに左遷された事で更に暗く陰湿になった。
反ギワザ派だった為に乗機がB級HMのバルブドだった。
リトル・セイ奪回作戦の中で戦死する。
マーハル・セヌーマ 声 – 佐脇君枝
チャイ戦死後の第6席次。
本編において終盤ポセイダル側につき、実質ギワザ陣営と対立。
スキンヘッドが特徴の女性。
最終回でいとこであるハンス・アラハートと共に、ポセイダル(ミアン)をラキシスの心臓まで連れて行く手助けをしたが、バイオリレーションの影響で死亡。
その後、遺体は砂のように崩れ去った。
第7席次 テッド・デビラス
顔の傷跡が特徴の、いかにも歴戦の戦士のような風貌の13人衆。
しかし出番は極めて少なく、本編はおろか、OVAですら台詞がなかった。
名前の由来はプロレスラーのテッド・デビアス。
第8席次 マフ・マクトミン 声 – 銀河万丈
普段は貴族口調だが精神不安定な面を持っており、HM搭乗時は異常な言動の持ち主となる。
ギワザのポセイダル反逆に随行し、ギワザに心酔している。
アトールV・マクトミンビルドという、アトールを独自にカスタムした機体を使用。
スヴェード降下作戦にヘッケラーと共に先陣を務め、バスターランチャーでポセイダル像を破壊した。
キャラクターデザインのモチーフはクラウス・ノミ。
第9席次 リョクレイ・ロン 声 – 若本紀昭
13人衆だったが、クワサン・オリビーがポセイダルの手によって洗脳、近衛師団の師団長となると、副官兼監視役として近衛師団に移り、結果的にギワザ陣営と対立した。
HMの操縦以外にも拳法のような格闘技にも精通している。
首筋にはクワサンのコントローラーハーケンと同様の施術跡が見られるため、彼女ほどではないが、ある程度のマインドコントロールを受けていた可能性がある。
最終決戦後の生死は不明。
第10席次 リィリィ・ハッシー 声 – 向殿あさみ
ギワザのポセイダル反逆に従ったが、気分屋で忠誠心は薄く、戦略眼に欠けている。
以前は普通の女性だったが、男で酷い目に遭った過去があるらしく、徹底した男嫌いに変貌し、なおかつ男の為に戦う女には激しい怒りを燃やす。
そのため、捕らえたアムを執拗にいたぶった事もあった。
冷酷非情な性格で、逆らう部下には反逆の汚名を着せて家族に不遇を与えると脅迫して特攻を命ずる事も厭わない。
戦闘中に足にマニキュアを塗るなどマイペースな性格。
乗機はグルーン。
アムとは捕虜にした経緯から因縁の相手となり、幾度も戦闘を繰り返した後、スヴェートの決戦でアムのエルガイムに敗北して戦死した。
第11席次 バーン・ガニア・キラーズ 声 – 高宮俊介
ギワザ側についた13人衆だが、ネイとは仲が良くないらしく、OVA序盤ではコアムに左遷されたギワザを揶揄する台詞をネイに投げ掛けた。
TV版最終回ではポセイダルを倒した直後のダバに肉薄するも、あと一歩のところでキャオとの連携で敗れる。
乗機はアシュラ・テンプル、バッシュ(OVA版)。
名前の由来はプロレスラー(後にAWAプロモーター)のバーン・ガニア。
第12席次 ハンス・アラハート 声 – 高宮俊介
本編において終盤ポセイダル側につき、実質ギワザ陣営と対立。
乗機はカルバリー・テンプルだが、カラーリングは黒。
最終回でマーハル・セヌーマと共にバイオリレーションの犠牲となって死亡。
マーハルとはいとこ同士。
第13席次 ガウ・ハ・レッシィ 声 – 川村万梨阿
ギャブレット・ギャブレー 声 – 速水奨
地方の田舎貴族出身。
一族の期待を背に立身出世のためポセイダル軍に仕官する。
序盤はシナリオ上の展開もあいまってコミカルな面も目立つが、軍人としては有能で、後にポセイダル13人衆に序せられている。
ストーリーがシリアス路線となった後半でもコメディリリーフとしての地位を保ち続けた。
クワサン・オリビーに横恋慕するあまりに近衛軍とギワザ軍の間を行き来した挙句に、双方からの信用を失ってしまい、ガストガルでの決戦ではポセイダル軍、ギワザ軍、反乱軍の三つ巴の戦いを静観していたが、最終的にはなし崩し的に反乱軍に寝返り、ダバとの共闘でアマンダラやギワザを撃破するなど戦乱の鎮静に尽力する。
結局、精神が崩壊したオリビーを自分では支えきれないと判断して自ら身を引いた。
乗機はアローン、グライア、バルブド、バッシュ、アシュラ・テンプル、グルーン、アトールなど。リアルロボットアニメにおける主人公のライバルらしく様々な機体に乗り込んだが、量産型のB級ヘビーメタル以外はまともに撃破されておらず、後半ではバッシュ、アシュラ・テンプル、アトールを状況に応じて使い分け、アマンダラとの戦いではバッシュに乗り込んでいる。
ナレーター 声 – 大塚芳忠
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング(第1話~第25話)】
【曲名】 エルガイム-Time for L-GAIM-
【作詞】 売野雅勇
【作曲】 筒美京平
【編曲】 松下誠
【歌】 MIO
【オープニング(第26話~第54話)】
【曲名】 風のノー・リプライ
【作詞】 売野雅勇
【作曲】 筒美京平
【編曲】 戸塚修
【歌】 鮎川麻弥
【エンディング】
【曲名】 スターライト・シャワー
【作詞】 井荻麟
【作曲】 筒美京平
【編曲】 松下誠
【歌】 MIO
【挿入歌(第24話「アスフィー・ハート」のみ)】
【曲名】 傷ついたジェラシー
【作詞】 井荻麟
【作曲】 筒美京平
【編曲】 戸塚修
【歌】 鮎川麻弥
【挿入歌】
【曲名】 COOL
【作詞】 只野菜摘
【作曲】 池毅
【編曲】 若草恵
【挿入歌】
【曲名】 せいいっぱいの微笑みを
【作詞】 森田由実
【作曲】 瀬井広明
【編曲】 若草恵
【歌】 ひろえ純
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