原作 矢立肇、富野由悠季
テレビアニメ放送期間 1983年2月5日~1984年1月21日
テレビアニメ放送時間 土曜日 17時30分~18時00分
放送局 テレビ朝日系列
話数 全49話
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名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列で全49話が放映された日本サンライズ制作のロボットアニメである。
作品タイトルともなっているダンバインとは、主人公ショウ・ザマら「聖戦士」と呼ばれるパイロットが搭乗する昆虫をモチーフにした異形のロボット「オーラバトラー」の名称である。
『無敵超人ザンボット3』から展開されたクローバーのアニメロボットシリーズ第7作であり最終作である。
中世ヨーロッパに似た異世界バイストン・ウェルを舞台とするなど、新ジャンルに挑戦した意欲的な内容の作品である。
前作『戦闘メカ ザブングル』に引き続き宮崎駿のアニメーション作品を意識しており、総監督の富野由悠季は本作を「『ナウシカ』にぶつけて、『ナウシカ』潰そう」と発言したという。
出渕裕は、本作を「富野さん『ナウシカ』に影響受けているよな」「富野版ナウシカ」と言っている。
福井晴敏は、本作を「ディズニーランド」と評した。
劇中に登場するオーラバトラーは全高が7メートル前後と比較的小型で、曲線を多用した生物的印象を色濃く持つなど、これまでのロボットが持つ直線的なデザインのそれとは一線を画している。
メカデザインを担当した宮武一貴は「富野監督はロボットと人間のフィギュアをセットにした商品展開を考えており、フィギュアの顔を主人公と判別できる程度の大きさにした場合、それに合わせてロボットも無理のないサイズに収める必要があった」と、その意図を説明している。
玩具の売上不振を打開するため、ウイング・キャリバーからオーラバトラーへの変形を売りにした新主役メカ・ビルバインの投入と、物語の舞台をバイストン・ウェルから現実世界へと移行させ、派手なロボットバトルを前面に打ち出すことなどが決定した矢先、メインスポンサーであるクローバーが倒産してしまった。
急遽、本作のプラモデルを販売していたバンダイがメインスポンサーとなり、新スポンサーにトミー(現:タカラトミー)を迎えビルバインの玩具販売を請け負ってもらうことで、辛うじて打ち切りは免れた。
あらすじ (説明はWikipediaより)
バイストン・ウェルは、輪廻する魂の休息と修錬の場。
海と陸の間に存在し、生体エネルギー「オーラ力(ちから)」によって支えられている。
コモンと呼ばれる種族は中世ヨーロッパ的な封建制国家群を形成し、妖精の姿をしたミ・フェラリオ、その上位種族であるエ・フェラリオ、蛮族ガロウ・ランなどがそれぞれの勢力圏で互いに影響し合いながら(ガロウ・ランが、自らの超人的な能力をコモンに提供することで対価を得るなど)暮らしている。
エ・フェラリオは、バイストン・ウェルの天井部分に当たる水の天界「ウォ・ランドン」に棲息しているが、下級妖精のミ・フェラリオは30センチ前後の大きさで背中に2対の翅を持ちコモンの世界にも現れる。
本来、生死以外にバイストン・ウェルと地上界を往来することは不可能だが、エ・フェラリオの力や偶発的な事故などによって開かれる「オーラ・ロード」を通ることで、稀にそれは発生する。
ある日、コモン界にある「アの国」の地方領主ドレイク・ルフトは、捕獲し水牢に幽閉したエ・フェラリオのシルキー・マウを脅し、地上人(ちじょうびと=我々の住む地上界の人間)ショット・ウェポンとゼット・ライトをバイストン・ウェルに召喚する。
ロボット工学に明るいショットはバイストン・ウェル固有のオーラ力に着目し、それをエネルギー源とする「オーラマシン」を開発、バイストン・ウェルに初めて「機械」をもたらした。
当初はユニコン・ウー(馬に似た動物)に代わる移動手段程度の物だったが、やがて飛行兵器オーラ・ボム、さらには巨獣の甲殻を外装にまとい、内蔵された人工筋肉を電子制御によって駆動する人型兵器「オーラバトラー」(「巨人騎士」とも呼ばれる)へと発展した。
ドレイクはオーラマシンの圧倒的な力を手に入れたことでバイストン・ウェル全土を掌握するという野望を抱き、既に旧式となったオーラマシンやその技術を他国に輸出することで莫大な資金を得た。
さらには強力なオーラ力を持った地上人を戦士として利用するため、再びシルキー・マウにオーラ・ロードを開かせ、試作オーラバトラー・ダンバインのパイロットとしてショウ・ザマ、トッド・ギネス、トカマク・ロブスキーの3人を召喚した。
ショウは突然の異世界に戸惑いながらも、ただ言われるままにドレイクの対抗勢力である同じアの国の地方領主「ギブン家」との戦いを重ねていたが、ドレイクの娘でギブン家の長男ニー・ギブンと恋仲のリムル・ルフト、ギブン家に味方する地上人マーベル・フローズンの説得によりドレイクの真意を悟り、ダンバインと共に出奔。
ニーの指揮するオーラシップ「ゼラーナ」に身を寄せる。
各国はオーラマシンの開発競争にしのぎを削り、戦乱は拡大の一途をたどると共に混迷の様相を呈していった。
オーラ増幅器によりオーラバトラーを扱えるようになったコモンの騎士の登場やドレイクの新たな地上人の召喚を経て、遂には主要各国が巨大なオーラ・バトル・シップを持つまでに至った。
登場人物 声優 (説明はWikipediaより)
ショウ・ザマ 声 – 中原茂
本作の主人公で地上人。
東京都武蔵野市東吉祥寺の一角に父シュンカと母チヨと共に住んでいる日本人。
18歳。
仕事一辺倒で家庭を省みない両親に反発し、モトクロスに熱中していた。
愛車はホンダGL1000ゴールドウィング・アスペンケイド。
乗車中に突如オーラ・ロードが開き召喚されたため、アスペンケイドもバイストン・ウェルに現れており、現地でも何度か運転している。
バイストン・ウェルに召喚されてからはアクアブルーに彩色されたダンバインを操り、聖戦士と呼ばれる。
後に「ナの国」の女王シーラ・ラパーナから供与されたビルバインに乗り換える。
マーベル・フローズン 声 – 土井美加
アメリカ合衆国・テキサス州・ダラス出身の大学生。
18歳。
実家は牧場を経営。
正義感・使命感の強い女性で座禅を組む程度だが禅を嗜む。
ショウがドレイク・ルフトの下から離れるきっかけを作り、戦闘でもパートナーとなる。
早いうちからナックル・ビーにより聖戦士としてバイストン・ウェルへ召喚されており、ショウ達が召喚された頃には既にギブン家の一員となっている。
ギブン家ではショウに次ぐ力量を持つ聖戦士であることから、ダーナ・オシー、ボゾン、ボチューンなど、順次新型のオーラバトラーに乗り込み、最終的にはショウがビルバインに乗り換えたことでダンバインのメインパイロットとなる。
最終決戦ではショウとのコンビネーションアタックでショット・ウェポンとミュージィ・ポーを撃破したものの、その際の黒騎士の一撃でダンバインが大破、これにより腹部に致命傷を負う。
負傷を悟られないよう隠しショウと別れた直後、ダンバインの爆発に巻き込まれ戦死する。
当初はニー・ギブンに思いを寄せていたが、その想いは次第にショウへと移っていった。
地上からバイストン・ウェルに帰還したショウと再会するなり、飛行中であるにもかかわらずオーラバトラーのコクピットからショウのダンバインへと飛び移り、抱擁と共にショウへの気持ちを明確に自覚してからは周囲も互いも認める仲となる。
ただし、一方でライバル心も持っていたようである。
トッド・ギネス 声 – 逢坂秀実
アメリカ合衆国・マサチューセッツ州・ボストンの出身で、アメリカ空軍のパイロット候補生であった。
23歳。
ショウや後述するトカマク・ロブスキーと同時期にシルキー・マウによってバイストン・ウェルに召喚された地上人。
ドレイクの聖戦士としてネイビーブルーのダンバインを与えられた。
そのままドレイクに掌握された「アの国」陣営の一員として、ショウ、マーベルらギブン家陣営と幾度となく戦闘を繰り広げる。
空軍時代に自身が目標としていたパイロット、アレン・ブレディが同じく聖戦士として召喚されると己が立場の危うさを悟り、専用のドラムロを駆ってショウに猛攻を仕掛けるものの敗北し「カルドーラの穴」に墜落する。
この時、一時消息不明となるが、ガロウ・ランに身をやつしコモン界に流されていたナックル・ビー(ニクス・ティタン)に介抱され一命を取り留める。
治癒後はドレイクと同盟を結んだ「クの国」のビショット・ハッタの配下となり、与えられた新型機ビアレスで執拗にショウに挑み続ける。
さらに所属を再びアの国へ戻してからはライネックに乗り込んだ。
最終決戦直前で膨れ上がったオーラ力によりハイパー化するが、ショウのビルバインに討たれ死亡する。
陽気で気さくな性格だが、いささか軽薄なところがあり道徳観念も低い。
ドレイクの野望を知ってからも、それを阻止することより聖戦士として厚遇されることを優先するなど、利己主義者としての一面が際立って描写されているが、母親想いの一面もあり、最期の言葉も母への呼び掛けである。
トカマク・ロブスキー 声 – 戸谷公次
地上ではソ連のハリコフ(現在はウクライナの都市)に住む失業者だった。
22歳。
以前は軍にいたようだが、召喚された時点では退役している。
ショウやトッドと同時期にバイストン・ウェルに召喚される。
ダークグリーンのダンバインを与えられるも、慣熟飛行中にニーらの襲撃に遭い、マーベルの乗るダーナ・オシーに撃墜され物語の開始早々に死亡する。
アレン・ブレディ 声 – 若本紀昭
ジェリル・クチビやフェイ・チェンカと共に召喚された地上人。
トッドの空軍時代の先輩であり、彼の召喚は、そのことを知り功を焦ったトッドがショウとの戦いに敗れ消息不明となる間接的な原因ともなる。
軍では優秀なパイロットだったようで、オーラバトラーの操縦にも自信を見せていた。
試験的にドラムロに搭乗した後は火力の充実したレプラカーンではなく、最新鋭ではないが機動性に優れるビランビーを愛機としたことも彼の性格を雄弁に物語る事象と言えよう。
大した努力をせずとも目覚しい成果を挙げる天才肌のタイプだが、それゆえに自信家で他人を簡単に見下す傾向があるなど、性格にはかなりの問題があった。
ショウのダンバインを止めを刺す寸前のところまで追い詰めたこと(この時はトッドの乗るビアレスに邪魔をされている)もあり、口先だけではない実力を備えていたが、ビルバインの初陣となる戦闘で乗機ごと一刀両断にされる。
ジェリル・クチビ 声 – 大塚智子
ショウやトッドらに続き(劇中での)第二陣として召喚された地上人。
22歳。
逆立つ真っ赤な髪と青いメッシュが特徴的な女性。
娼婦の母親からは養育放棄されて育ち、ダブリンでロックシンガーとして生計を立てていた。
試験的に与えられていたドラムロ以降はレプラカーンに搭乗。
その武装と戦闘スタイルが性に合っていたのか、以後3度撃墜されたものの最期まで愛機とした。
自分を負かしたショウに嫉妬と憎しみを抱き、敵として追い回す。
地上での恵まれない生い立ちや生活環境の反動からか、突如異世界に召喚されたにもかかわらず動揺や不安の色を一切見せることはなく、むしろ自身の置かれた状況に喜悦さえ見出していた。
非常に強力な悪意のオーラ力を持っているとフォイゾンやエレからは恐れられている。
舞台が再び地上界に戻ってからは、ドレイク軍の本隊とは離れ地上のギリシャ空軍の部隊を味方に付ける。
兵士達はジェリルのオーラ力に影響されて彼女を「ジャンヌ・ダルクの再来」と英雄視した。
その後、ビルバインとの戦闘中にオーラ力が暴走したことでレプラカーンごとハイパー化し、すんでのところまでショウを追い詰めたものの機体がハイパー化に耐え切れず自壊、爆死する。
フェイ・チェンカ 声 – 三橋洋一
アレンやジェリルと共に召喚された地上人。
中国人。
バイストン・ウェルに来る前は売れない俳優をやっており、賞賛や喝采には縁遠い自身の境遇に辟易としていたようで、召喚後の様子やセリフでは新天地での新たな生活に期待を膨らませていた。
自信家のアレンと気性の荒いジェリルを冷静になだめるなど、第二陣の中では比較的まともな性格で2人のまとめ役を果たしていた。
しかし一方では、功名心が強くキザな一面もあり、ゼラーナ隊にかくまわれたリムル・ルフト奪還の作戦をミュージィ・ポーに持ち掛けられた際には申し出を快諾している。
その後、多島海に浮かぶカトンの島に潜伏するゼラーナを発見したミュージィの要請により、レプラカーンで陽動に出るとショウのダンバインと交戦した。
ニー・ギブン 声 – 安宅誠
アの国の地方領主ロムン・ギブンの息子。
23歳。
父母を殺された後はギブン家当主として、アの国及びバイストン・ウェルに平穏を取り戻すためドレイクと戦う。
オーラシップ・ゼラーナの艦長を務める一方、自らオーラバトラーに乗り込み戦うこともある。
マーベルやキーン、チャムなど好意を寄せる女性は多かったが、当人はドレイクの一人娘リムルと惹かれあっており、彼女を思うあまり周囲の者に辛く当たることもあった。
そのためショウとは対立することも多かったが、次第に一同をまとめ上げるリーダーに成長していく。
物語終盤でゼラーナが轟沈すると最終決戦ではボチューンに乗り込み、我が子リムルを手に掛けたルーザを討ち、逃走しようとするドレイクも自らの手で討ち取るが、直後にドラムロの編隊からトリオ・コンビネーションの直撃を受け搭乗機が大破。
機体から投げ出された自身もその炎に身を焼かれる壮絶な最期を遂げる。
主な搭乗機体はボゾン、ボチューン。
キーン・キッス 声 – 高田由美
ギブン家に仕えるキッス家の娘。
16歳。
明朗快活で行動的。
ギブン家に対する忠義とニーへの好意からギブン家陣営に付き、理想だけでは生きて行けないと一族と家臣の安泰を第一としてドレイク側に付いた父と袂を分かつ。
ウイングキャリバー・フォウの専任パイロットになり、オーラバトラーが量産体制に入ってからはボチューンにも搭乗するようになる。
精鋭揃いのゼラーナ隊の中では力量が低く苦戦することが多いが、地上浮上後は敵指揮官機を損傷後退させたり、トッド搭乗のライネックがゼラーナに襲いかかった際にはオーラ光を発散させながらこれを迎撃し、マーベルやショウを驚かせている。
リムルがゼラーナ隊にいた時には、わがまま放題のリムルに何かと注意するも、逆に反発されて受け入れられることはなかった。
最終決戦の最中、ウィル・ウィプスを攻撃した際に半ば事故的にブブリィと衝突、撃墜され命を落とす。
チャム・ファウ 声 – 川村万梨阿
ニー達について回る赤毛のミ・フェラリオ。
作中序盤は成り行きからドレイクについていたショウを罵倒して蹴飛ばすなどしていたが、後にドレイクを離れたショウがキーンを助けた際にその優しさに触れ、以降仲間として信頼を深めていく。
当初は通信手段の確保や雑用をこなす程度の賑やかし要員だったが、苦戦するショウの助力ができるはずとダンバインに同乗するようになる。
コスチュームは水色のハイレグレオタード、のちに左胸にりんごのマークが入った真っ赤な自作の戦闘服を着用する。
本人によると手先が器用で、シーラ・ラパーナの容姿を模したようなロングスカート姿も披露している。
最終決戦中に、単独でドレイクの策略をシーラに伝えに行こうとするも途中で吹き飛ばされてしまい、バイストン・ウェルに関係する全ての者が消滅したも後、ただ独り地上に残され海上を漂っていたところをアメリカ海軍に救出される。
ロムン・ギブン 声 – 立沢雅人
アの国でドレイク領と隣接する土地を治める地方領主の1人で、ニー・ギブンの父親。
46歳。
ドレイクの野望にいち早く気付き、対抗勢力の先駆けとなる。
独自にオーラマシン(ゼラーナやダーナ・オシーなど)を開発し、息子のニーを使ってドレイク領へ夜襲を仕掛けさせるなどの武力行使を行う一方で、ドレイク側の騎士団長バーン・バニングスには金を使って寝返りを求めるなど、策士としての一面も持っていた。
調略に失敗したバーンの報復により居館や妻を失った後も、ゼラーナへの補給物資を搬送するなど奔走したが、その最中、ガラリア・ニャムヒーのバラウに捕らえられ月の森で敢えない最期を遂げる。
ホン・ワン 声 – 龍田直樹
ギブン家に仕えるガロウ・ラン。
種族特性の素早さを活かしての伝令や斥候など、物語序盤でたびたび活躍する。
当初は地上人に偏見めいたものを密かに持っていたようだが、自分を気遣ってくれるショウとの関わりで考えを改め、その後は偵察行動を共にするなど、ショウを慕っての行動が少なからずある。
ツオー
男性のミ・フェラリオ。
ギブン家の「語り部=耳にした会話を一言一句記憶し復唱する特殊能力を持つ者」で、ロムンは自身の館に訪れたバーンとの会話を彼に記憶させ、ドレイクに反逆の意志があることを国王に直接上申しようとした。
ツオーはロムンの妻カーロと共に国王への使者として王都に向かうが、それを知ったバーンのドラムロによって馬車ごと吹き飛ばされる。
キブツ・キッス 声 – 植田敏生
キーン・キッスの父親。
代々ギブン家に仕えていたが、ドレイクの圧倒的な力の前になす術もなく、一族郎党を思う気持ちから心ならずもドレイクに恭順する。
その後バーンの指揮下に入るが、姦計に利用されダンバインとの戦闘により戦死する。
ドレイク・ルフト 声 – 大木正司
アの国の地方領主。
後に国王。
43歳。
禿頭の偉丈夫。
ショット・ウェポンによってもたらされたオーラマシンの武力を使いバイストン・ウェル全土を征服する野望を抱く。
ショウを始めとする地上人を聖戦士として召喚した。
主君だったアの国王フラオン・エルフを討ち下克上を果たした後、隣国のクの国と結び周辺国への侵攻を開始する。
地上では自らは戦闘を避けて戦力を温存し、アメリカを脅して目的を果たそうと間接的に立ち回るなど政治家としても計算高い。
いわゆる「悪の象徴」としての一面も強いが、領主としては思慮深く冷徹かつ豪胆で、覇者に相応しい器量の持ち主である。
持てるオーラ力も強大で、シーラやエレに負けないくらいのものがある、とされる。
己の身を挺して妻を艦砲射撃からかばったり、娘の身を案じるといった家族愛や、戦死したトッドの功績に免じ彼の故郷を戦火に巻き込まぬよう配慮したり、黒騎士の正体を看破した上で正体には触れずにその心意気に理解を示すといった人間的な魅力もあり、「性根からの極悪人ではない」のだが、夫として父としての認識不足によって、リムルの出奔やルーザの不義を招くこととなってしまうなど、周囲の人間、特に家族との関係はうまくいっていなかった。
バーン・バニングス 声 – 速水奨
ドレイク軍の騎士団長。
23歳。
剣術や馬術に通じる。
コモンでありながら高いオーラ力を持ち、オーラマシンのパイロットとして非凡な才を発揮する。
オーラ増幅器のない物語初期からドラムロに搭乗し、ビランビーを駆ってからは地上人であるトッドを上回る戦果を挙げていた。
気質は勇猛果敢かつ忠義一筋。
反面、自信過剰ゆえの詰めの甘さや功を焦っての勇み足、ガラリアやトッドを持て余し気味と人心掌握術にも欠け、キブツ・キッスの一族を捨て駒として使い総戦力を低下させるなど、前線で軍を預かる指揮官としてはいささか器量が小さい感が否めない。
戦功欲しさに裏切りや抜け駆けを平然と計り、自身の醜態を知られれば命の恩人でも葬るなど騎士道にも怪しいものがある。
当初はドレイクからの信任も厚く、若くして軍の中核を任され数々の重要な任務に従事するが、ショウ・ザマら3人の地上人の招来と前後して彼の前途には暗雲が立ち込めるようになる。
第31話から突如ズワァースに乗って登場。
黒騎士を名乗り、Gペンを思わせる意匠の仮面で素顔を覆っている。
ショウを激しく憎悪するさまは“悪意の象徴”として描かれ、皮肉にもそれがオーラ力を異常なまでに増大させる結果になった。
最終決戦では仮面を脱ぎ捨て、素顔のバーン・バニングスとして白兵戦でショウと刺し違えるという最期を遂げる。
ショット・ウェポン 声 – 田中正彦
アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身の地上人。
28歳。
地上ではロボット工学の権威だった。
バイストン・ウェル固有のオーラ力を利用して強力なオーラマシンを作り上げドレイクに協力する。
詳しい理由は不明だが、一時は後述のジャバと共にオーストラリアで強制労働を強いられていた。
漁夫の利を狙う策士で、ゆくゆくはドレイクをも排除し自らが支配者になろうとする野心家である。
その野望を吐露してミュージィ・ポーを取り込み、専用オーラ・クルーザー「スプリガン」で独自に立ち回る。
当初ミュージィを単なる手駒の一つとしか見ていなかったが、やがて相思相愛の仲となる。
最終決戦でショウとマーベルのコンビネーションアタックによりミュージィと共に倒されるが、オーラマシンを作り上げ戦禍を招いた重罪人として「死ねない」運命を科せられ、以後、死を求めて700年に渡ってバイストン・ウェルをさまよう亡霊となる。
ルーザ・ルフト 声 – 火野捷子
ドレイク・ルフトの妻。
38歳。
クの国王ビショットと密通し、ドレイク亡き後の実権掌握を画策する毒婦。
夫のドレイクや情夫のビショットはもちろん、実娘のリムルすらも自らの野望を果たすための手駒としか見ておらず、攻め寄せるニーらに対して彼女を人質に取ることもあった。
また、非常に気位が高く自分より身分の低い者に少しでも無礼を受けたと判断すれば容赦ない制裁を下す。
リムル・ルフト 声 – 色川京子
ドレイク・ルフトの一人娘。
17歳。
父親からは「美しく誰からも愛される女性であってくれればよい」と溺愛されているが、母親からは便利な手駒としか看做されていない。
ニー・ギブンとは相思相愛の仲で幾度となくニーの下へ走ろうとしたが、その度に連れ戻されている。
オーラマシンの操縦についての心得とパイロット適性もある程度はあったようで、ゼラーナに身を寄せていた際にはダーナ・オシーでの戦闘も経験している。
しかし、お嬢様的なわがままぶりでゼラーナのクルー達を振り回した挙句、独断で出撃して突出。
ミュージィ・ポー 声 – 横尾まり
リムルの家庭教師として音楽を教えていたが、高いオーラ力を見込まれて戦士となり、ショットの愛人となる。
当初は淑やかな性格だったが徐々に好戦的になっていき、黒騎士やトッドと並ぶ強敵となってショウ達に立ち塞がる。
ショットを一途に愛し続けた情熱的な女性で、ショウとマーベルの攻撃からショットをかばいブブリィで自ら盾となり、ダンバインにダメージを与え爆発する機体から投げ出されるが、ショットに助けられ、最後は手を取り合って爆散するスプリガンと運命を共にする。
ゼット・ライト 声 – 立木文彦
ショット・ウェポンとともにオーラマシンを開発したアメリカ国籍の地上人。
オーラマシンのコンピュータ・セクションの開発は彼の手によるものだが、ショットに手柄を取られ、世渡り上手なショットが自分より厚遇されていることに不満を抱いている。
自身の口先では否定していたが、ガラリアに惚れている。
オーラ・ロードを通って召喚されたことから、聖戦士として登用された他の地上人達には及ばないにしても、それなりのオーラ力は持っており、地上浮上後には自らオーラマシンを駆って戦うこともあった。
乗機はビランビー、バストール、ブブリィ。
己と黒騎士とが同様に世渡り下手で武骨な職人気質だったことに気付き、お互いの技術屋魂と騎士道精神とを認め合うが、直後の出撃にて戦死する。
ガラリア・ニャムヒー 声 – 西城美希
ドレイク配下の女騎士。
21歳。
敵前逃亡者の娘として蔑まれて育ったために人一倍名誉欲が強く、バーンをライバル視していた。
似た境遇のゼットとはウマが合ったようで、新型のオーラ増幅器を搭載したオーラバトラー・バストールをゼットから与えられる。
エルフ城攻防戦でショウと交戦した際、互いのオーラ力の干渉からショウのダンバインと共に地上界に出てしまう。
フラオン・エルフ 声 – 山田俊司
アの国の国王。
政事に疎く享楽三昧にふける狭量な人物で、ドレイクに玩具で篭絡され大した吟味もせずにミの国討伐の勅令を発布するなど、典型的な暗君。
ラウの国王フォイゾン・ゴウの要請によるゼラーナ隊の来援により一度はエルフ城の防衛に成功するも、自分の意に逆らったとの理由から夜襲の援軍要請を蹴ったことでゼラーナ隊を敗走させ、勝機を失う。
その直後の援軍も前面に出させようとするなど、横暴を極めた。
以降も気まぐれからくる朝令暮改により戦力を無駄に消耗させた挙句、家臣にも見限られ、落城の際に城壁から転落し敢えない最期を遂げる。
ミズル・ズロム 声 – 戸谷公次
ドレイク・ルフト配下の武将。
オーラ・シップ「ブル・ベガー型」1番艦の艦長を任されている。
地上人の管理も彼の管轄下である模様で、アレン達3人をトッド達よりも扱いにくいとこぼしていた。
ビショット・ハッタ 声 – 曽我部和行
クの国の国王。
ドレイクと軍事同盟を結び、オーラ・バトル・シップ「ゲア・ガリング」を建造して戦線に参加する。
キザな優男であり、城内の庭園では花を栽培している。
後にゲア・ガリングと共に地上へ送られる。
ルーザと密通しており、後に政治的にも手を組むが、結局、ドレイクとルーザの双方から利用され翻弄されただけだった。
シーラ・ラパーナ 声 – 高橋美紀
ナの国の女王。
嵐の壁でショウに助けられたことから、自国の新型可変オーラバトラー・ビルバインをショウに与え、自らもオーラ・バトル・シップ「グラン・ガラン」に乗り込むが、地上へ送られてしまう。
地上では戦乱の早期収束に向け、英国女王との同盟を締結したり、時に負傷しながらもグラン・ガランで戦闘指揮を執る。
最終決戦でも半壊したグラン・ガランで気丈に指揮を執り、ドレイクの死を確認すると戦火を終息させる重要な役割を担う。
密かにショウに惹かれてはいるが、戦時中だったこともあり表に出すことはない。
容姿端麗、凛とした佇まいの美少女で、出番はそれほど多くなかったにもかかわらず、制作者側でも彼女の作画を担当したがるアニメーターが続出するなどの人気キャラだった。
エル・フィノ 声 – 富沢美智江
シーラについているミ・フェラリオ。
シーラとともに嵐の玉に捕らえられていた。
ピンクのロングヘアにグリーンの瞳。
コスチュームはグリーンのライン入りの、袖とレッグラインにフリルが付いたイエローのレオタード。
チャムより年上で、お嬢様風の外見とは裏腹に姐御肌の性格をしており、口も悪い。
エンディングに登場しているのは彼女である。
トッドとはオーラの相性が良いらしく、同乗している間はビアレスが凄まじいパワーを発揮していた。
ベル・アール 声 – 西城美希
シーラについている幼いミ・フェラリオ。
甘えん坊で泣き虫。
太り気味。
おむつをしている。
フォイゾン・ゴウ 声 – 西村知道
武勇で知られる軍事国家ラウの国王。
ミの国の王妃パットフット・ハンムの実父であり、その娘エレの祖父に当たる。
ニー・ギブンと共に物語前半の反ドレイク陣営の急先鋒となり、ボゾン、ボチューンといった量産型オーラバトラーの開発やオーラ・バトル・シップ 「ゴラオン」を建造しドレイク・ルフトの覇業を阻止すべく奮戦する。
武人然とした容貌と戦場では自ら陣頭に立って戦う様子から、バイストン・ウェル古来の風習や慣例を重んじ、実直さを絵に描いたような人物と評されがちだが、その実は上記の通り、早い段階から「新しい物=オーラマシン」の有用性(必要性)に気づき、それを逸早く自国に取り入れるといった柔軟さも併せ持っている。
また、ニーを始めとするゼラーナ隊の面々に接した折もいささかも尊大な態度を表すことはなく、それどころか完成直後でまだ貴重なボゾンをマーベルに下賜したり、アの国のフラオン・エルフ王のために10機のボゾンで編成された部隊を援軍として送るなど、王としての器を真に備えた人物である。
ミの国陥落後に自身を頼ってラウの国へ落ち延びて来たパットフットとエレ母娘には厳格な態度で臨んだが、これは「父(祖父)」ではなく「王」として国や民を最優先に考えた上での方便であり、城を後にする2人を遠目から涙しつつ見送っている。
エレ・ハンム 声 – 佐々木るん
ミの国の王女。
ラウの国王フォイゾン・ゴウの孫娘に当たり、後にラウの国の女王となる。
13歳。
霊力と呼ばれるオーラ力が異質な形で発現した特殊能力をもち、未来の予見や悪意の察知などの形でたびたびショウたちに危機を報せた。
ドレイクの攻撃で母親の故郷に共に逃れるが受け入れられず、またドレイクの脅威に対抗するために霊力を高めようと霊山・ボンヤー山にこもる。
恐獣ズ・バダに襲われた際に発散したその力が、東京のショウを再度バイストン・ウェルに呼び寄せる助力となる。
フォイゾン亡きあとはゴラオンを率いてショウたちと共に戦い、後に地上世界へゴラオンと共に送られる。
互いに惹かれあったソ連特使トルストールの戦死に際しては立場も忘れて泣き暮らすが、キーンやマーベルらの励ましで立ち直り指導者として生きることを決意する。
また、トルストールを殺害した黒騎士には激しい敵意を持つようになり、霊力で黒騎士のオーラ力を妨害する場面が随所に見られる。
ハイパー化したガラバにゴラオンで体当たりを行い、黒騎士のあふれる悪意のオーラ力を霊力で中和させてハイパー化を収めるが、霊力を使い果たして死亡する。
高貴な雰囲気を漂わすシーラと異なり、より庶民的で親しみやすい性格である。
ジャコバ・アオン 声 – 吉田理保子
妖精(フェラリオ)の長。
第9話ではフェラリオが住む水の国にゼラーナで侵入したショウ達に対し非協力的で、シルキーの行動の責任を問うショウに対し白を切った挙句、水の国から追い出してしまうが、第30話では一転、シルキーを助けたショウに、オーラマシンを全て破壊するように依頼するようになる。
しかし、激化する戦火に業を煮やし、自らの命と引き換えに全てのオーラマシンとその乗員を地上へ追放してしまう。
力は強いが基本的に自己中心的であり、自分たちと世界を守ることが第一で、それ以外の人間やコモンが自分の行動の結果どうなろうと構わないようである。
チヨ・ザマ 声 – 高島雅羅
ショウの母親。
教育評論家ではあるが、実際は自分の地位と世間体を何よりも優先するエゴイスティックな女性。
ショウがダンバインと共に地上界に出現した際、頑なにショウを拒絶し、宇宙人呼ばわりして息子と認めようとはしなかった。
最後には拳銃の銃口を向けて発砲まで行い、ショウを追放。
これによりショウの家族と故郷に対する決別を決定的なものとする。
ショウが去った後も、あくまでも利己的な言動を繰り返したために、夫シュンカの怒りを買う。
シュンカ・ザマ 声 – 土師孝也
ショウの父親。
彼なりにショウを理解して受け入れようとしたが、妻の強烈な拒絶にあい断念。
恐妻家でチヨには全く頭が上がらないが、秘書のヨーコと不倫関係にある。
最初の再会で妻の妨害に遭った後、チヨを諭すが、ショウが去った後、泣きながらも自分の地位に固執するだけのチヨを一喝する。
最終決戦時はテレビ中継を通じて、その成り行きを見守る。
ナレーション 声 – 若本紀昭
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 ダンバイン とぶ
【作詞】 井荻麟
【作曲】 網倉一也
【編曲】 矢野立美
【歌】 MIO
【エンディング】
【曲名】 みえるだろうバイストン・ウェル
【作詞】 井荻麟
【作曲】 網倉一也
【編曲】 矢野立美
【歌】 MIO
【挿入歌】
【曲名】 青のスピーチ・バルーン
【作詞】 三浦徳子
【作曲】 網倉一也
【編曲】 矢野立美
【歌】 小出広美
【挿入歌】
【曲名】 水色の輝き
【作詞】 三浦徳子
【作曲】 網倉一也
【編曲】 矢野立美
【歌】 小出広美
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