原案 八手三郎
テレビアニメ放送期間 1983年3月30日~1984年2月8日
テレビアニメ放送時間 水曜日 17時55分~18時25分
放送局 テレビ東京系列
話数 全45話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”光速電神アルベガス” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
テレビ東京系列で全45話が放送された、東映テレビ事業部・東映動画制作のロボットアニメ。
当時のアニメ制作会社各社が、『ガンダム』ブーム後を見据えて新たなロボットアニメの方向性を模索していた中、東映も新境地の開拓を目指して前々作『百獣王ゴライオン』や前作『機甲艦隊ダイラガーXV』を制作したが、作品として満足できる評価は得られなかった。
そのため本作ではロボットアニメの原点に立ち帰る形で作られている。
ロボットの操縦者は熱血系の主人公、クールなNo.2、紅一点のヒロインと極めてオーソドックスなものとなった。
また玩具オリジナル企画『コンポボーイ』の設定が一部流用された。
アニメ雑誌の新番組速報等、初期の紹介記事においては『電神アルベガス』の仮タイトルで紹介された。
ロボットアニメ原点回帰のコンセプトとして「ゲッター再生」が掲げられ、3体のメカが合体して様々な能力を発揮するロボットになるという「三体合体六変化」のフレキシブルな設定はゲッターロボの拡大発展形である。
玩具セールスとしては一応成功はしたが、玩具での再現性を最重視したため各形態でのプロポーションがほとんど変わらず没個性的なものになってしまい、大ヒットと言える程のものにはならなかった。
あらすじ (説明はWikipediaより)
「宇宙の支配者」を自称する軍事組織「デリンジャー」が地球を征服するべく侵攻を開始した。
青葉学園の学生である円条寺大作、神哲也、水木ほたるら三人は自作の競技用ロボットで立ち向かうも返り打ちに遭ってしまった。
その後、ロボットセンターの設備を無断使用してロボットを戦闘用に改造しようとするが、ほたるの父である水木教授に見つかってしまう。
水木教授は三人のロボットを見て、自らがかねてから構想を練っていたプランを実現すべく、三人にロボットの改造を申し出た。
かくして誕生した三体合体六変化のスーパーロボット・光速電神アルベガスは、デリンジャーの野望を打ち砕くべく激烈な戦いを始める。
登場人物 声優 (説明はWikipediaより)
円条寺大作 声 – 古川登志夫
αロボを操縦する主人公。
青葉学園高等部2年生の17歳。
軽薄に見えて根は熱血漢。
勉強はイマイチ。
当時の雑誌の付録に掲載された設定資料によると、ロボット製作を得意とし、コンピュータの知識も深いメカマニア。
サッカー部のキャプテンであり女子生徒からの人気もあったが、途中から剣道を始め、サッカー部所属という設定は以降触れられない。
戦闘を離れれば雑誌のグラビアを見てほたるの胸を想像したり、35話では宝探しの際に女の子の寝床に夜這いをかけたりとかなりのスケベ。
さらには要所要所で恰好が決まらず、五郎に次いでエピソードのオチを担当する事も多い。
「ネアカの塊」と敵に言われるほどポジティブな思考だが、ほたる曰く「暗示に弱い」一面もある。
また、一度落ち込むとなかなか立ち直れない打たれ弱さもあり、33話では折しも、そこを敵に付け込まれた。
ほたるに好意を持っているが、素直になれず反発することも。
神哲也 声 – 堀秀行
βロボを操縦するクールな男。
一見孤高の若者に見えるが、歳相応の繊細でナイーブな一面も持つ。
17歳で、大作達とは唯一別のクラスである。
両親は幼少の頃に宇宙ステーションの事故で死別し、家族は離島で医師をしている姉のみ。
青葉学園の学生寮で暮らしているが、2話ではゴミの山のような散らかりようだった。
体格差が大きいレプロイド兵士と生身で互角に戦うなど格闘に長けている。
小さい頃は孤児だからという理由だけでいじめを受けていた。
水木ほたる 声 – 鶴ひろみ
γロボを操縦する紅一点。
水木教授の一人娘で、才色兼備の優等生。
勝気でお転婆な性格。
16歳で、大作と五郎と同じクラスに所属している。
テニス部のキャプテンであり、その姿は全校男子生徒のマドンナと言われる程。
母親とは幼い頃に死別しており、記憶が曖昧なためにデリンジャーの作戦に引っかかってしまい涙したことも。
また、作中で最もデリンジャーの罠に陥り、催眠状態にされてしまうことも多い。
大作と哲也に好意を持っているが、五郎は眼中にはない模様。
熊井五郎 声 – 塩屋浩三
大作達と同じクラスで、ゴリロボのパイロット。
口調は怪しげな関西弁だが、関西出身かどうかは不明。
実家は豆腐屋で、店を手伝って稼いだ金でゴリロボの強化費を捻出する苦労人。
因みに父子家庭で、父親も関西弁を喋る。
青葉学園柔道部の主将で黒帯だが、個人的な理由があったにせよ白帯のほたるに投げ飛ばされたり、プロレスジムのオーナーに「とんでもないアホ」「(格闘技の)才能が無い」と言われたり等、その実力は未知数。
基本的にほたる一筋で、31話では「ほたるちゃんのためやったんやで」と公言したこともあり、彼女に見合った男になろうとロボット工学を勉強する努力家の側面を有する。
しかし、そのコミカルな言動のためか、なかなかほたるに思いが伝わらない。
大作と哲也との友情も厚く、哲也に泥棒の嫌疑がかかった際には身代りになろうとした。
水木教授 声 – 蟹江栄司
ロボットセンターの所長で、青葉学園大学部の教授。
ほたるの父でフルネームは不明。
デリンジャーに唯一対抗できるアルベガスの開発者だが、秘密保持のためには非情な判断を下し、また自らが犠牲になることも迷わない。
地球の平和以上に最前線で戦う四人の身を案じており、大作が一時的に失明した際にはアルベガスの引き渡しに応じようとしたり、デリンジャー要塞内部への突入しか手がない状況で出撃を却下し、東京壊滅の危機を見過ごそうとしたりした。
基本的に冷静だが根は慌て者だと自覚しており、自身の誕生日パーティの席で靴下の履き間違いを指摘され赤面したことも。
助手の彩子とはほたるも認める相思相愛の仲で、17話にて紆余曲折の末に婚約、デリンジャー全滅後に結婚している。
朝吹彩子 声 – 川島千代子
水木教授の助手兼秘書で、教授のかつての教え子。
カタパルトゲート管制やアルベガスの無人発進、ウイングブースターの発進操作など司令室におけるあらゆる実務サポートを行う。
水木教授とは相思相愛であり、かつての恋人で五年前に死去している田代玉三郎に変身したオフィサーが現れた時にもその想いは揺るがなかった。
17話にての騒動の末にほたるの懇願で正式に婚約、終戦後に教授と結婚している。
木美ダン子 声 – つかせのりこ
大作達のクラスの担任教師で国語担当、教師生活15年のベテラン。
大作と五郎からは「きび団子」と呼ばれている。
自分では「グラマー」な体型と言っているが、デリンジャーには32話で「串団子のような三段腹の女」「蛸、つまりオクトバシーのような女」などと手厳しい評価をされている。
何度かデリンジャーが化けた色男に惚れたり、興味が無い教頭に言い寄られたりと、男運は無い模様。
デリンジャー製の強力な即効性睡眠薬の効きが異常に遅かったり、普通なら死んでいる高さから落下してもピンピンしているなど、デリンジャーを絶句させるバイタリティの持ち主。
容貌の割には自意識過剰な言動が多く、周囲を振り回すこともしばしば。
しかし、教育にかける情熱は本物であり、最終決戦時も壊滅した東京から逃げなかった。
教頭 声 – 野本礼三
青葉学園の教頭。
ダン子先生に惚れており、常にアプローチをかけたり隙を見ては抱きつくなど油断ならない性格。
終盤、デリンジャーの侵攻のため疎開していたが、ダン子先生の言葉を思い出しアルベガスの帰還に駆けつける。
校長 声 – 佐藤正治
青葉学園の校長(学園長)。
温厚な性格をしており、2話ではダン子先生に意見を押し通されたことも。
終盤にはほとんど登場しない。
円条寺好造 声 – 戸谷公次
円条寺家の大黒柱であり、祖父の代から続く塗装店の二代目。
喧嘩こそするが大作との仲は非常によく、ミラーゼロに吹き込まれた「学園で戦争を教えている」という嘘に騙され「学園をやめさせる」と教頭に掴みかかるなど家族思い。
持病にギックリ腰持ちであるため、仕事の依頼が入っている状態でなってしまった場合、登校日だろうがプライベートな予定があろうが大作に仕事を任せることもしばしば。
申年生まれのため犬は嫌いだったが、36話の夏子の家出騒動の際に考え直した。
円条寺みどり 声 – 川島千代子
大作達の母。
三児の母とは思えないほど若々しい風貌。
やや怒りっぽく、大作だけではなく夫の好造もそれを恐れている。
アルベガスで戦う大作を信頼しており、最終決戦時にアルベガスの撃破という最悪の事態が頭をよぎった好造を、夏子と共に怒鳴りつけている。
円条寺次郎 声 – 間嶋里美
大作の弟。
天体観測を趣味とし、宇宙人への興味も深い。
そのためかデリンジャーの襲来直後は笑えないジョークを発したことがある。
兄をからかうのが一番楽しいと思っているが、当の大作がオフィサーの変身体である家庭教師に凄惨な目にあわされた際には、学園からテストの問題用紙を盗み出そうとしたなど兄思いでもある。
円条寺 夏子 声 – 鈴木富子、渡辺菜生子
大作、次郎の妹。
将来は青葉学園に入学したいと思っている。
36話で、父母が見ていたドラマの話を自分のことだと勘違いし、さらに大作の冗談を真に受けて「自分はデリンジャーの捨て子」だと思って家出したことがある。
コロという名の捨て犬を拾い、家出騒動を経て飼うことを認めてもらった。
神律子 声 – 高木ゆう子
哲也の姉かつ保護者。
春根島の診療所に勤める医師。
過去に弟がいじめに遭っていたため、いじめられている子どもを見ると放っておけない模様。
総統アザス 声 – 蟹江栄司
デリンジャーの地球侵攻部隊の初代総指揮官。
劇中、仲間割ればかり起こす大幹部達に団結してのアルベガス撃破を命じた。
作戦情報を漏洩させ、アルベガスの拠点襲撃計画を失敗に終わらせた「偉大なるデランの使者」を名乗るバイオスがデランに護られていることと、ダストン将軍の戦死などで身を持ち崩し、寝たきりの描写が多くなる。
最終作戦としてデリンジャー要塞を地球に降下させ東京壊滅を狙うが、アルベガスに内部へと侵入され自らメカファイターに搭乗し攻撃に出るが、サンバイ剣で撃破され戦死した。
ダストン将軍 声 – 佐藤正治
地球侵攻軍の初代将軍。
オカマ口調が特徴。
作戦のツメが甘く、油断から敗北を重ねる。
カタストラ指揮官と組むことが多いが、必要があれば仲の悪いダイム参謀と共同作戦を組むこともある。
27話にて地底掘削機能を持つメカファイターでロボットセンターを襲撃し、アルベガス共々壊滅させることに成功するが、それは罠であり本物のアルベガスと対決することとなってしまう。
サンバイ剣の攻撃で仮面が割れ顔を負傷し、それを気にしていた為に撃破され戦死する。
カタストラ指揮官 声 – 戸谷公次
その昔はカシオペア座一帯を荒らし、星間警察すら手を焼く宇宙海賊ギジルの「息子」で、「カシオペア・ハリケーン」の異名を持っていた。
ダストン将軍と共同作戦を行うことが多く、ダイム参謀を良く思っていないのも共通。
バイオス暗殺依頼に失敗し死亡したギジルの仇打ちのため、かねてより考えられていたバイオス抹殺を実行するが、アザス達に裏切られその全責任を負わされてしまう。
それに逆上しアザスに斬りかかるものの、側兵に逆に斬殺されてしまった。
元々荒くれ者が嫌になりデリンジャーに入ったが、裏切りと策略うごめく組織に失望しギジルの跡を継ごうと画策するも叶わなかった。
ダイム参謀 声 – 野本礼三
デリンジャー最高位の参謀。
他の大幹部とは異なりローブを纏った姿をしている。
何万年も生き続けその間に見た戦いを全て記憶するデリンジャーの知恵袋であるが、陰険な性格をしており、初期にはダストン将軍とカタストラ指揮官から嫌われていた。
最終決戦時、バイオスの命を受けミラーゼロと共にデリンジャー要塞でロボットセンターを強襲。
地上施設を壊滅させ勝ち誇るミラーゼロに対し、「兵が実際に乗り込んで占領しなければ真の勝利ではない」と説き、実際に兵を連れセンターを占領した。
その後、デランの死と共に消滅した。
ミラーゼロ情報官 声 – 間嶋里美
情報指揮官で、デリンジャー大幹部唯一の女性。
アルベガスに関連する各種情報の収集のほか、自ら作戦行動やメカファイターの操縦もする。
だがモニター監視中の大作が着用していたふんどしが水泳中にほどけた際には「見てはいけないものを見てしまった!」と目を背けたり、大作を暗殺しようとした際に次郎と夏子にペンキを投げつけられ悲鳴をあげて逃げ出すなど、女々しさはある。
最終決戦時にダイムと共にロボットセンターを占領し水木教授を人質にするが、デランの死に伴いダイムと同じく消滅した。
新総統バイオス 声 – 柴田秀勝
26話にて「偉大なるデランの使者」として登場した地球侵攻部隊の2代目総指揮官。
アザス達が計画したアルベガスの拠点襲撃をロボットセンター側に漏らし、作戦を失敗に終わらせた。
ユニコーンに似た宇宙生物に跨り、小惑星帯という地の利を生かし刺客の宇宙海賊を全滅させるなど、実力と知略の両方に優れた武人。
28話にてカタストラ指揮官の罠にかかり死亡したと思われたが、アザスの死と共にダリー将軍と新要塞を引き連れ新総統に就任した。
チェスを趣味とし、「戦いとは本来美しく、楽しいもの」という信念を持って地球侵略に乗り出した。
最終決戦時には自らメカファイターに乗り、岩で身を固めた巨人でアルベガスを苦しめるが、サンバイ剣に斬られ戦死した。
ダリー将軍 声 – 佐藤正治
バイオスの新総統就任と同時に着任したダストン将軍の後任。
甲殻類型の鎧をまとった独特の外見をしている。要塞内のレプロイド兵士全員と剣術の稽古をつけ、誰一人とて敵わなかったほどの武闘派。
溺愛する一人娘のジュリアが戦死した時からアルベガスへと復讐を誓うが、ミラーゼロとダイムの考案した処刑作戦からほたるを救出し心境に変化が訪れる。
地球上でのアルベガスとの決戦時に追いつめたものの、トドメを刺すのに躊躇したため裏切り者と判断されオフィサー機に乗機を破壊され瀕死の重傷を負い、ロボットセンターに収容される。
デランへの忠誠のために絶対安静にも拘わらず行動しアルベガスの爆破を行おうとするも、ジュリアの幻影に説得され、デリンジャーの秘密を吹き込んだマイクロ・テープを残して失血死した。
ジュリア 声 – 三田ゆう子
ダリー将軍の娘。
鎧を着込んだ父親とは異なり、普段から人間と変わらない風貌を持つ。
デリンジャーの基準で成人を迎える年齢(17歳)だが、「ここにはない青春を探したい」という理由で夜な夜な宇宙艇を無断使用して地球に降りていた。
降り立った先で哲也と惹かれあうが、それがミラーゼロによってバイオスらに伝えられており、ダリー家の名誉のために出撃を志願する。
アルベガスと遭遇した際、哲也の乗るベータロボにだけは攻撃できずにいたが、その結果アルベガスに合体されてしまい乗機を撃破され戦死。
死の間際に「これでよかった」とつぶやいていた。
その後もダリーの回想としてたびたび登場し、最後は幻影となって父を説得した。
偉大なるデラン 声 – 佐藤正治
デリンジャーの最高指揮官にして主。
宇宙全土の侵略を行うと同時に、地球を侵略し生命エネルギーが尽き星の寿命が目前に迫るデラン星を捨て移民を企てていた。
作品序盤では地球侵攻軍の失敗に非常に寛大な対応をしていたが、デラン星の終わりが近く、多数の領土惑星にて反乱が発生した際には焦りを隠せなかった。
その肉体は幽体エネルギーで構成されており物理攻撃は全く通用しなかったが、サンバイ剣ウルトラパワーを浴びせられ、直後のサンバイ剣に斬られ消滅した。
そしてそれとともに、ダイムやミラーゼロたち他のデリンジャーもすべて消滅した。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 光速電神アルベガス
【作詞】 上原正三
【作曲】 渡辺宙明
【編曲】 いちひさし
【歌】 MoJo、こおろぎ’73
【エンディング】
【曲名】 若さのフォーメーション
【作詞】 酒井あきよし
【作曲】 渡辺宙明
【編曲】 いちひさし
【歌】 MoJo、こおろぎ’73
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