原作 細野不二彦
連載・掲載誌 増刊少年サンデー
掲載期間 1980年~1984年
テレビアニメ放送期間 1982年10月17日~1984年3月11日
テレビアニメ放送時間 日曜日 19時00分~19時30分
放送局 フジテレビ系列
話数 全69話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”さすがの猿飛” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
細野不二彦による漫画作品。
1980年から1984年まで『増刊少年サンデー』(小学館刊)にて連載された。
1982年から1984年にかけてテレビアニメ化された。
非常に個性的な登場人物の面々、ちょっとエッチなシーンが特徴のドタバタコメディー。
表向きは普通の私立高校、実は忍者を養成し、世に送り出す専門機関でもある私立忍ノ者(しのびのもの)高校が舞台。
そこに転入してきた猿飛肉丸の活躍や恋の行方を描く。
時にラブコメの要素も踏まえている。
たまにストーリー本編と関係のない番外編が挟まれるのも特徴。
特にアニメ版では多くの番外編が追加されている。
アニメ版は原作の話数が足りなかったためオリジナルキャラや独自の設定が盛り込まれ、原作とは大きく異なる。
「アナログな忍者」を養成して世に送り出す忍ノ者高校に対し、「ハイテクな機械を駆使する近代的なスパイ」を養成するライバル校・スパイナー高校とその生徒が当初から登場している。
肉丸をはじめ、忍ノ者高校をあからさまに敵対視し、色々な対決を仕掛けてくる。
あらすじ (説明はWikipediaより)
国際的に通用するスパイ育成学校である忍ノ者高校。
そこで突風“神風の術”を巻き起こし、女の子のスカートをめくるのが大好きな健康優良児・猿飛肉丸。
彼こそはこの学校一番の才能の主だった。
だが肉丸のそんなイタズラを、彼の恋人であり、校長・霧賀の娘でもある魔子が、いつも激しく叱るのだった・・・
登場人物 (説明はWikipediaより)
猿飛 肉丸 声 – 三ツ矢雄二
本作の主人公。
かなり背が低く、超肥満。卑しいほどの大食漢、スケベと女性に嫌悪されそうな条件を備えた風貌の持ち主。
しかし、魔子とは幼少時より相思相愛の仲。
周囲から「バカップル」と揶揄されるほどのラブラブぶりである。
誰よりも一番好きなのは魔子であるが、他の美少女も大好きである。
ナンパをすることもあるが(無論、本心で付き合おうというわけではない)、相手にされることは滅多にない。
得意の「神風の術」でスカートめくりをするのは御挨拶代わりで、この上ない楽しみの一つとしている。
当然ながら魔子に叱られるのがオチ。
大食漢の肉丸のために毎日魔子が持参する「愛情たっぷり量もたっぷり特製手作り弁当」を一緒に食べる様子は、忍ノ者高校の昼休みの風物詩となっている。
普段はころころと笑顔で明るく、母曰く「はしっこい」性格で素直。
朗らかで人懐っこい。
しかし、魔子の窮地には怒りが爆発し、何人たりとも容赦しない。
その風貌や言動ゆえに「忍者」としては不向きと思われるも、学校屈指の極めて優秀な生徒である。
生まれながらの環境と天性の才能から、一般的な忍術も難なくこなす。
加えて、オリジナルの忍術も体得しており、学校主催の大会では圧倒的実力で優勝を果たす。
得意技は足の裏を地面に超高速で擦り付けて上昇気流を発生させ竜巻を起こす「神風の術」や、常人なら自らの意思でコントロールできない消化器の蠕動運動を自律的に制御して破壊力を伴った超音波を発生させ、対象物を破壊する「胃の笛の術」など。
「神風の術」はスカートめくり、「胃の笛の術」は空腹時にしか使えないが、女性の衣服だけを破壊し全裸にするなどお色気技の要素が強い。
霧賀 魔子 声 – 島津冴子
本作のヒロイン。
肉丸の恋人。
B83/W58/H84(アニメではB83/W54/H83)。
幼少期に肉丸と出会い、その時に起こった「ある出来事」をきっかけに相思相愛、両家公認の仲である。
忍ノ者高校校長の一人娘。
学校きっての美少女と誉れ高い。
長い髪をポニーテールにしている。
一般教養も忍術も成績優秀であり、将来有望な「くノ一」とされている。
学業だけでなく、家事も得意であり家庭的な面もある。
特に料理の腕はかなりのもの。
大食漢の肉丸のために手作り弁当を作るのが日課。
それを美味しそうに食べる肉丸を見ることが何より至福の時間なのである。
だが、それによって肉丸の肥満が身長すら圧縮し始めた事に気付いた時には肉丸の意志とは関係なくダイエット計画を発動するなど思い込みの激しい所もある。
常に肉丸に添うように行動し、ピンチの際は肉丸の庇護を受けてきた。
しかし、今の技量では忍者として先に進んでいく肉丸との差は開くばかりで、共に歩むことが出来なくなるのではないかと自問し、葛藤するようになる。
石川 美加 声 – 三田ゆう子
魔子の親友。
魔子とはタイプの違う、高校生らしからぬ魅惑的な美貌の持ち主。
短い髪を黒人風のアフロヘアーにしている。
威勢の良い性格に加え、ツッパリで気性が激しく、忍ノ者高校の不良生徒達を取り仕切る姉御肌の「スケバン」として君臨している。
たびたび問題行動を起こし、休学や停学の期間が頻繁にあるため学科の成績は劣っているが、忍術の成績は一流。
色香を漂わせ異性の目を引いている間に忍術を仕掛けるなど、魔子にはまだ習得できない忍法の心得もある。
緒形先生 声 – 若本紀昭
肉丸や魔子らのクラスを担当している教師。
忍者としてもトップクラスの能力を誇る。
引き締まった体躯で無駄のない所作。
髪はオールバック、普段からサングラスを愛用。
基本的にクールでニヒル…であったが、肉丸が転入してきた頃からペースを乱され、かなりストレスを感じている。
「忍びたるもの、私欲は抑制すべし」を信条とする修行生活が永らく続いたためか、特に異性に対しての免疫が少ない。
あまりにストレートなエロやエッチなシーンに直面すると対処できず鼻血を大量に噴出してしまうなど、軽いパニック状態になる。
猿飛 八宝斎 声 – 八奈見乗児
肉丸の祖父であり、かすみの実父。
忍ノ者高校創設者にして初代校長。
かつては忍びの里に八宝斎ありとの呼び声も高かった偉大な忍者の一人であった。
体術、幻術問わず、かなりの使い手。
弟子であった小源太と一人娘・かすみの馴れ初めは八宝斎にとって「許し難い」ものだったことや、職業に納得していない部分が未だにあり、何かと絡んではしばしば「破門!」と称して小源太を追い出すも、かすみにとっちめられて「破門」を解くという一連の「親子ゲンカ」は猿飛家の日常の風景、年中行事になっている。
肉丸のスケベ気質は八宝斎からの隔世遺伝では?と思わせるスケベな好々爺である。
魔子のスリーサイズや下着の好みまで肉丸を通じて把握している。
猿飛 かすみ 声 – 増山江威子
肉丸の母。
高校生の息子がいるとは思えない妖艶な美女。
肉丸にその美貌は遺伝しなかったと嘆いている。
父・八宝斎に弟子入りし、くノ一として修行を積んでいた。
他の追随を許さないほどの優れた忍術と美貌で将来を嘱望されていたが、小源太と熱愛の末、肉丸を授かりできちゃった結婚。
忍術ではなく主婦を究める道を選んだ。
しかし、現役から遠ざかった今も忍術に衰えは見せず、亜子と対決した折には対等に戦った。
冷蔵庫の中を全部食べてしまった肉丸に対しては容赦はしない。
ちなみに肉丸からは「マミィ」と呼ばれている。
猿飛 小源太 声 – 増岡弘
肉丸の父。
時に隠密行動を命ぜられることもある凄腕の警察官。
若い頃は八宝斎の弟子として忍術を磨いていた。
同じ門下生であり、八宝斎の愛娘・かすみと恋に落ち結婚。
堅実な公務員の職に就いた。
八宝斎は自分の与り知らぬうちに娘と恋仲になった経緯や、忍術の本領を発揮できない職を選んだことに、未だどこか納得いかず、何かあると「破門!」と家から追い出してしまうので時々猿飛家から姿を消している。
忍びの里に住んでいたころは、その時用の家も確保していた。
かすみとは結婚18年経った今でもラブラブである。
やはり肉丸には似ていない。
肉丸からは「ダディ」と呼ばれている。
霧賀 大蔵 声 – 緒方賢一
魔子の父。
猿飛八宝斎の弟子にして、現・忍ノ者高校校長。
風貌はたぬきの置物に似ていると揶揄されている。
普段は人当たりがよく、穏やかな物腰で飄々としたキャラクターであるが、ここぞと言う場面ではリーダーシップを発揮する有能な忍者である。
肉丸や八宝斎に負けず劣らずスケベな一面もある。
アイドル早田亜紀(cv.伊藤さやか)の大ファンであったり、都内の女子高生の制服をコレクションしていたりする。
霧賀 亜子 声 – 土井美加
魔子の母。
かすみ・小源太・大蔵と共に八宝斎の下で修行を積んでいた。
当時は小源太に恋心を抱いており、いつか告白しようと心に決めていた。
しかし、親友でもあったかすみは亜子にも内緒で小源太と密かに交際をしており、子供まで宿してしまう。
釈然としない思いをぶつけるように修行に打ち込み、有能な忍者に成長した。
後に大蔵と結婚し、魔子を出産するも国際的な警察組織に抜擢され単身赴任、主に海外で活躍している。
結婚してからも小源太とかすみの件で遺恨が胸の奥で燻っていたため、当初はその息子の肉丸と自分の愛娘の恋愛には大反対しており、肉丸が忍ノ者高校に入学できなかったのも、そのあたりの事情が絡んでいる。
ただ、海外に単身赴任している間に夫・大蔵が肉丸を忍の者高校へ転校させてしまったため、帰国後は二人を別れさせようと一考を案じる。
その後は愛娘の気持ちを汲んで謝罪し和解、二人の仲を認めるようになった。
アニメ版ではMM3と名乗り、CIAのエージェントとなっている。
忍豚 声 – 田中真弓
猿飛家に居候している豚。
忍びの里において警察犬以上の訓練と若干の忍術の心得を子豚の頃より施されている。
人語も完全に理解している。
1回限りのゲストキャラだったが、アニメ版ではレギュラーとして登場。
劇中のナレーションにも起用されている。
服部 優一郎 声 – 松野達也
肉丸を「センパイ」と慕う後輩。
成績優秀・品行方正。
努力を惜しまない真面目な勉強家でもある。
あどけなさを残した美少年であり、女生徒から絶大な人気がある。
「忍者として肉丸を超える」事を目標とし、苦心の末「神風の術」を会得した上で肉丸に挑戦状を叩き付けるなど不敵な一面も。
アニメ版では元スパイナー高校の生徒として登場した。
風間 小太郎 声 – 田中秀幸
頭脳明晰・成績優秀・容姿端麗、非の打ち所がないと自負している、少々気障な振る舞いをするナルシストな忍ノ者高校の生徒会長。
大量の薔薇の花びらを撒き散らして登場することが多い。
こちらも肉丸の転入以降ペースを崩され自信をなくしかけたところに、更に追い討ちをかけるように美少年の服部が登場したため、すっかり影の薄い存在になってしまった。
アニメ版ではスパイナー高校校長の愛娘と惹かれ合うことに。
千秋 声 – 島本須美、玉川紗己子
和服のよく似合う淑やかな美少女となっている。
優一郎の遠縁であり、恋人でもある設定は同じ。
忍者としての家業から遠ざかった親戚であるが、一通りの基礎は身に付けている。
また、優一郎が恐れを成すほどの怪力を秘めている。
柘植 省吾 声 – 塩屋浩三 / 少年期 – 田中真弓
猿飛家がまだ忍びの里で生活していた頃、肉丸をいじめていた少年。
忍びの中でも優遇されやすい家柄の「上忍」に対し、自分の家は言わば下働きをする「下忍」であることに強い劣等感を持っている。
藤林祥子と交際をしていたが、いつしか祥子の気持ちが離れていき別離。
傷心の末、学校を退学して下忍仲間と徒党を組む。
祥子が離れていったのは自分が下忍であるからだと思い込み、これまで以上に上忍を厭い、逆恨みするようになる。
その最たる矛先が、上忍の多く通う忍ノ者高校で指折りの忍術使いであり、特に名門とされる猿飛家の子息でもある肉丸に向けられた。
正体を見せず影の存在として祥子に近づき「神風の術」を封じる秘策を伝授した。
大変腕は立つがコンプレックスからくる暗い性格で部下からも疎まれている。
アニメ版では「ネグラ(根来のもじり)一族」を名乗る。
藤林 祥子 声 – 横沢啓子
忍ノ者高校の生徒。
才色兼備でクラシックピアノをたしなむ、落ち着いた雰囲気を漂わせる美人。
名門・藤林家の令嬢。
女生徒から羨望の眼差しを受けるお姉さま的存在である。
省吾から伝授された手立てを使い、肉丸の「神風の術」を封じ込めた。
以前、省吾と交際していた期間があり、今でも心を残している部分もある。
周囲は下忍の出である省吾との交際に反対をしていたが、祥子にとっては障害になり得るはずもない小事であった。
別れを決めた理由は、省吾が常日頃より身に付けているふんどし(ネーム入りの越中)を、生理的に受け入れることが出来なかったため。
省吾が思い込んでいる「上忍と下忍との格差」が理由ではなかった。
アニメ版ではスパイナー高校からの刺客として登場している。
出門 虎造 声 – 寺田誠
スパイナー高校の校長。
忍ノ者高校に猿飛肉丸が転校したと聞き、生徒に「課外授業」と称して肉丸を狙わせている。
「アナログな忍者は古い。これからはハイテクな機械を使いこなすスパイの時代」と信じて疑わない。
一見ダンディな二枚目だが、学校の名声をあげるための手段は厭わない策略家で、金に汚い部分もあり、上部組織から送られた資金で豪華な生活を送り、部下や生徒の作戦の資金は自費となっている。
2クール目頃から薩摩弁で喋る様になる。
一人娘の葉子を溺愛している。
出門 葉子 声 – 井上瑤
出門虎造の愛娘。
普段は乙女チックな雰囲気を醸し出している美少女であるが、時折、たがを外した豹変ぶりを見せる。
ライバル校・忍ノ者高校の生徒会長、小太郎と恋に落ち、その境遇をロミオとジュリエットになぞらえて悦にいっている場面もある。
教頭 声 – 井口成人→石丸博也
スパイナー高校の教頭。
人使いの荒い出門校長に不満を抱いているが逆らえない。
最末期は登場しなくなる。
なおスパイナー高校は出門・教頭のほかに、あと4名幹部教師がいたが、19話で上部組織から派遣されたゴーゴン局長に「無能」と見なされ免職された。
00893 声 – 千葉繁
スパイナー高校の生徒。
成績は芳しくなく、進級に必要な単位を落としそうになっている。
そのため常時「追試」「進級試験」と称された課題を受け、スパイ活動を行っている。
痩身で長い黒髪。
おネエ風の言葉遣いをしているためオカマキャラのように思われがちだが、後期、忍ノ者高校の女子生徒と淡い恋仲になる。
生徒コードナンバーとして「00893」を与えられている。
「004989」とのコンビで、0を抜いた最初の2つの数字を繋ぎ合わせて「49・89=四苦八苦」と呼ばれるようになり、「ハックちゃん」の愛称が定着した。
004989 声 – 間嶋里美
スパイナー高校の生徒。
00893と同様劣等生。
やや小柄で、柔らかい茶髪のショートヘア。
頼りない仕草をするオカマ風キャラである。
コードナンバー「004989」。
「四苦八苦」と読めるようにつけられたが、「00893」とのコンビを組む機会が多く「49」だけを取り上げられ、「シックちゃん」と呼ばれるようになった。
ハックの恋を応援している。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 恋の呪文はスキトキメキトキス
【作詞】 康珍化
【作曲】 小林泉美
【編曲】 小林泉美
【歌】 伊藤さやか
【エンディング(第1話~第27話)】
【曲名】 恋のB級アクション
【作詞】 康珍化
【作曲】 小林泉美
【編曲】 小林泉美
【歌】 伊藤さやか
【エンディング(第28話~第69話)】
【曲名】 忍豚レゲエ
【作詞】 ひのこういち
【作曲】 久石譲
【編曲】 久石譲
【歌】 田中真弓
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