原作 ヨハン・ダビット・ウィース
テレビアニメ放送期間 1981年1月4日~1981年12月27日
テレビアニメ放送時間 日曜日 19時30分~20時00分
放送局 フジテレビ系列
話数 全50話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”ふしぎな島のフローネ” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
フジテレビ系列で全50話が放送された、日本アニメーション制作のテレビアニメ。
「世界名作劇場」の第7作目に当たる。
原作はヨハン・ダビット・ウィースの『スイスのロビンソン』であるが、原作では全員男兄弟であったのが、女の子のフローネが追加されて主人公に据えられるなど変更されている部分も多い。
主人公フローネ・ロビンソンは家族と共に、スイスからオーストラリアへ向かう途中、船が座礁して南洋の無人島に漂着する。
これはロビンソン一家が力を合わせ、無人島でのサバイバル生活を楽しみながらも、島からの脱出に向けた困難に不屈の精神で立ち向かう物語である。
企画段階での作品名は『フローラの漂流記』だったが、「フローラ」が既に商標登録されていたためにフローネに変更されている。
テレビシリーズのDVDは2000年8月25日から11月25日にかけて、全12巻が発売された。
あらすじ (説明はWikipediaより)
フローネはスイスのベルンで代々医者を営むロビンソン家の長女。
父・エルンストは親友の医師の誘いでオーストラリアへの移住を決める。
母・アンナ、兄・フランツ、弟・ジャックのロビンソン家の5人の家族は船に乗りオーストラリアへ向かう。
しかし、船は大きな嵐に遭遇して、オーストラリアを目前に座礁してしまう。
他の船員・乗客が救命ボートで脱出する中で、一家は船に取り残される。
嵐の静まった後に船に残された食糧や物資と家畜を連れ、自作したイカダで近くの陸地に脱出する。
陸地を探検してみると無人島であることが判明し、さらには恐ろしい野獣が生息することも判ったため、大きな木の上に住居を作って生活することになった。
一家は少しでも文明的な生活をしようと、畑の開拓、塩や砂糖の精製、ろうそく作りなどを行う。
無人島生活も安定してきた頃、沖に船が現れたのを発見し救助を求めるが、船は一家に気づくことなく去っていく。
このことがきっかけとなって一家は脱出用の船の建造を開始する。
やがて船は完成する。
しかし出航の前日、島に暴風雨が吹き荒れ、できたばかりの船は海に飲みこまれてしまう。
島には雨期が訪れ、木の上の家は傷みやすくなっていたため、一家は洞窟に引っ越す。
フローネは洞窟の奥で何者かの人影を発見する。
それはタムタムという少年で、モートンというベテランの航海士と共に最近この島に漂着したのだという。
ロビンソン一家はモートンのケガを治療したり食事を与えたりするが、この気むずかしい男とはなかなか打ち解けられなかった。そんな中でモートンが食糧やカヌーを勝手に持ち出して、島から出ていくという事件が起こる。
時を同じくして島には大きな地震が発生する。
この島が火山島であること、そう遠くない頃に火山の噴火が起きそうなことが判明する。
持ち出されたカヌーは意識を失ったモートンを乗せて島に帰ってきた。
危険を承知で近くの航路を通る船に助けを求めにいっていたのだ。
時間的な猶予が少ないと感じたロビンソン一家とモートンらは協力して島を脱出するため、再度船作りを始める。
モートンの助言による改良を加えて丈夫な船が完成し、皆はこの島に別れを告げる。
しかし、文明圏に向けた航海は困難を極めた。
容赦のない日差しや気まぐれな風は、一行の体力を奪い、水や食糧を浪費させた。
長い航海が続き、あわや力尽きるかと思われた時、水平線の先に陸地を発見するのであった。
登場人物 (説明はWikipediaより)
フローネ・ロビンソン 声 – 松尾佳子
物語の主人公。
10歳(作中第31話で11歳の誕生日を迎える)。
ロビンソン家の長女。
非常に好奇心旺盛な性格のため、物語ではしばしば問題を起こす。
野原をかけずり回ったり、木登りしたり逆立ちするのが得意であるなど、ほとんど男の子と変わらない性格。
動物が好きで、家畜の世話を率先してやっていた。
昆虫なども平気であるが、トカゲが大の苦手。
食欲旺盛でなんでもよく食べるが、カキ貝や甘いものが好物。
(この種の作品ではよくあることだが)設定上、不細工であり、フランツに「フローネみたいなブス」と言われたり、エルンストから「人の美しさは外見ではない」等と諭される一幕もある。
フランツ・ロビンソン 声 – 古谷徹
フローネの兄。
15歳。
当初は一家のオーストラリア行きに反対し、ベルンに残って音楽家を志すつもりであったが、見送りの際に考えを翻してオーストラリアへ同行することになる。
音楽が大好きで、ギターやフルート、バイオリンなど様々な楽器の演奏をこなし、無人島では手製のハープで作曲・演奏をする。
おしゃれで内気だが、島に来てからは勇敢なところも垣間見られた。
またスポーツは苦手なようだが、弓矢は得意である。
ジャック・ロビンソン 声 – 高坂真琴
フローネの弟。
3歳。
少し泣き虫であるが、島の自然の中で着実に成長していく。
珍しい石や貝殻を集めるのが趣味。
ブチクスクスのメルクルと仲が良く、いつも連れて歩いていた。
エルンスト・ロビンソン 声 – 小林勝彦→小林修
フローネの父。
スイスのベルンで医者をしている。
医学のみならず様々なことに通じる博識な人間で、日曜大工など何でもこなすほか、島の自然環境を即座に理解して一家の生存の糸口を見出しており、妻や子供たちから信頼されている。
アンナ・ロビンソン 声 – 平井道子
フローネの母。
36歳(作中で37歳の誕生日を迎える)。
無人島では家事、畑仕事をしている。
フローネのしつけには厳しい。
とても臆病で心配性だが、時には勇気をもって行動することも。
農家の生まれなのにネズミやトカゲを恐がり、さらに雷が大嫌いであるが、一家が餓死を免れているのは彼女の農家の知恵のおかげでもある。
スイスではエルンストを手伝って看護婦をしていた。
ウィリアム・モートン 声 – 永井一郎
ロビンソン一家が遭難した1年後に、同じ海域で遭難した船乗りのおじさん。
とても頑固で気難しく、そしてわがままである。
当初はタムタム以外を信用せず、ロビンソン一家には手がつけられないほどだったが、根っからの悪人ではなく、ある一件以降は一家と信頼関係を持つことになる。
酒とタバコを愛する老練な船乗りであり、一家の無人島脱出に重要な役割を果たす。
タムタム 声 – 塩屋翼
モートンの船に同乗していた見習い水夫。
オーストラリアの先住民で、フローネと似た年頃の少年。
両親をオーストラリアにやって来た白人に殺されたために、白人を憎んでいたが(モートンは例外)、ロビンソン一家と知り合って、良い白人もいることを理解する。
白人によってつけられた「トミー」という名前もあるが、モートン以外の人間からこの名前で呼ばれることを好まない。
将来は船乗りになる夢を持っているが、数を「1・2・3・たくさん」としか数えることが出来ない。
船乗りになるには数を覚えなくてはいけないことを、モートンやフランツから教えられる。
ジョン
ブラックバーンロック号の船長が飼っていた犬で船が沈んだ後はロビンソン一家とともに島で暮らす。
賢く勇敢な大型犬でフローネ達からの信頼は厚い。
メルクル
ブチクスクスの赤ちゃんで、無人島での初めての夜に見張りに立ったフランツが、驚いて母親を射殺してしまった。
翌日、ジャックの寝床に潜り込んでいるところを一家に発見される。
フランス語で水曜日を意味するメルクルディに因んで命名された。
一家のペットとして育てられ、主にジャックの遊び相手を務めた。
作中では明らかにプチクスクスと発音されているが、正しくはブチクスクスである(オスの背中にブチ模様があるためにそう呼ばれる)。
エリック
無人島でフローネたちが出会ったメスの山羊。
2~3年前に近くで船が遭難した時に、この島に流れ着き、同じ船に乗っていたエリックと一緒に生活していたが、エリック・ベイスも亡くなり、その後フローネに発見される。
もう少しでお父さんの鉄砲に仕留められて晩御飯のおかずになるところだったが、フローネの説得により一緒に飼うことになる。
後にフローネたちはエリック・ベイスの白骨を発見し、母親の山羊にエリックと命名する。
ベイス
母親の山羊のエリックの生んだ子山羊。
ただし、エリック・ベイスはこの子山羊が生まれる前に亡くなったらしい。
フローネはこの子山羊に、エリック・ベイスのラストネームのベイスと名付けた。
ロバ
ブラックバーンロック号の船倉から連れ出されたロバ。
主に荷物運びなどを担当する。
完成した脱出用の帆船の進水に大きく貢献するが、その後力尽きてしまう。
特に名前は付けられず「ロバさん」と呼ばれていた。
ニワトリ
ブラックバーンロック号の船倉から連れ出されたニワトリ。
5羽いるが、特に名前は付けられていない。
一家に卵を供給する。
船長 声 – 緑川稔
オーストラリアへ向かうブラックバーンロック号の船長。
乗客が退屈するとフローネを船長にして乗客を楽しませるなど、ユーモアのわかる人物だったが、嵐で船が遭難した時、フランツを助けようとして波にのまれ亡くなった。
遺体はしばらくしてロビンソン一家の島に漂着し、一家によって島の浜辺に埋葬された。
船医 声 – 槐柳二
ブラックバーンロック号の船医。
とても酒飲みで、いざという時は必ず酔っぱらっていたのでほとんど役に立たなかった。
ゲルハルト 声 – 北村弘一
音楽家を自称するが、本当は詐欺師である。
ロッテルダムに向かうライン川下りの船中で、ロビンソン一家からお金をだまし取ろうとする。
ルイーゼコップ 声 – 花形恵子
有名なオペラ歌手。
ライン川下りの船がローレライに差し掛かった時に美しい歌声を披露する。
ゲルハルトが詐欺師であることを一家に教える。
エドワード 声 – 田中崇
オーストラリア総督の秘書官。
自分勝手で思いやりのない性格だったが、船での事件以降、心を入れ替える。
キャサリン 声 – 友近恵子
エドワードの妻。
オーストラリアに向かうブラックバーンロック号の中で男の子を出産する。
エドワードと違って一般常識をわきまえている。
エミリー 声 – 黒須薫
ブラックバーンロック号で知り合ったフランツの女友達。
フローネともとても仲良くなったが、嵐で離れ離れになってしまい、それ以来消息不明。
後にオーストラリアで一家と再会するも、看護学校へ留学するためにロンドンへ。
ヴァイオリンを弾くのが得意で、ブラックバーンロック号の赤道祭でフランツとバイオリン演奏を共演した。
マリー 声 – 間嶋里美
ロビンソン家の家政婦。
山国育ちのとても親切な人である。
幼い弟のジャックがいるために、なかなか母親に甘えられないフローネが、母親のかわりに甘えられる人物がマリーであった。
一家からオーストラリアに同行するように乞われるが、ベルンに住むたったひとりの身よりである叔母が病気がちという理由で同行しなかった。
シュワルツ 声 – キートン山田
エルンストの弟で、フローネとフランツの叔父にあたる。
オーストラリアに行くことになったロビンソン一家の家を借りて住むことになった。
アーネスト・エリオット 声 – 大木民夫
エルンストの親友でオーストラリアのメルボルンにて病院を経営する医師。
ロビンソン一家をオーストラリアに呼んだ張本人でもある。
自分のせいでロビンソン一家が災難に遭ってしまったと責任を感じ、代わりにフランツの女友達のエミリーを引き取ることにする。
サリー 声 – 島木綿子
モートンの女友達。
オーストラリアに無事帰ってきたモートンを引き止める。
マリー・アントワネット 声 – 滝沢久美子
オーストリアの皇女だったマリー・アントワネットは14歳の時にフランスのルイ16世の妃となる。
そしてフランス革命の後にギロチンで処刑される。
フランツがモーツァルトのエピソードを語るシーンで登場。
テレザ 声 – 間嶋里美
オーストリア王妃。
フランツがモーツァルトのエピソードを語るシーンで登場。
モーツァルト 声 – 喜多道枝
音楽家。
6歳の時にオーストリアの宮廷でピアノを弾き、マリー・アントワネットに求婚する。
フランツがモーツァルトのエピソードを語るシーンで登場。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 裸足のフローネ
【作詞】 井上かつお
【作曲】 井上かつお
【編曲】 青木望
【歌】 潘恵子
【エンディング】
【曲名】 フローネの夢
【作詞】 井上かつお
【作曲】 井上かつお
【編曲】 青木望
【歌】 潘恵子
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