原作 L・M・モンゴメリ
テレビアニメ放送期間 1979年1月7日~1979年12月30日
テレビアニメ放送時間 日曜日 19時30分~20時00分
放送局 フジテレビ系列
話数 全50話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”赤毛のアン” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
フジテレビ系列の「世界名作劇場」枠で放送されたテレビアニメ。
厚生省児童福祉文化賞受賞(1979年)。
モンゴメリの原作を、忠実に、そのまま映像化した作品として高い評価を受けている。
ただし、アニメオリジナルエピソードも存在し、第25話や物語後期辺りで多数追加されている。
一方では、原作でアンがダイアナとの家の間に横たわる森に「お化けの森」と名づけるエピソードがあるが、アニメではカットされている(原作小説に忠実な内容であるが故に、唯一カットされたエピソードである。その代わり、アンがグリーン・ゲイブルズに住んでから1周年記念として、マシュウがドライブに出かけるといったアニメオリジナルに変更されている)。
原作に忠実な作りにした理由として高畑勲監督は、会話劇のおもしろさやアンやマリラなどの登場人物それぞれの立場に立つことで二重に楽しめる構造など、原作の良さを活かすためとしている。
高畑勲が演出(監督)、宮崎駿が作画スタッフ、としてクレジットに名を連ねた最後の作品となった。
宮崎駿は「アンは嫌いだ。後はよろしく」と述べて『ルパン三世 カリオストロの城』へと去っていった。
主人公アンを演じた山田栄子は、洋画の吹き替え声優として既にデビューしていたが、この作品でアニメの声優を初めて担当した。
あらすじ (説明は世界名作劇場主題歌大全集より)
カナダ東部のプリンス・エドワード島に赤い髪をしたひとりの少女が着いた。
名前はアン・シャーリー。
男の子を養子に迎えに来たマシュウは、手違いに戸惑いながらも、いつしかアンの楽しいおしゃべりに引き込まれていく。
マシュウの妹マリラに、男の子じゃないからいらないと言われ、失望するアン。
だが、マシュウのたっての願いでこの家、グリーン・ゲイブルズに置いてもらえることになる。
豊かな想像力とおしゃべりで次々と事件を引き起こしていくアン。
マシュウとマリラに次第に育っていく愛情。
腹心の友ダイアナとの友情。
いつしかアンは、グリーン・ゲイブルズに欠かせない一員になっていく。
登場人物 (説明はWikipediaより)
アン・シャーリー 声 – 山田栄子
生まれてすぐに両親を病気で失い、トマス家・ハモンド家とたらい回しされ子守同然にこき使われたあと孤児院に送られる。
愛に飢えた寂しい子ども時代を過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、目は大きくやせっぽち。
自分の容姿にコンプレックスを持っているが、格好のいい鼻を持っていることになぐさめを見いだしている。
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で喜びにかえていく。
マシュウ・カスバート 声 – 槐柳二
アンを引き取ったおじいさん。
農業とアベイ銀行に預けた蓄えの利子で細々と暮らしている。
内向的で無口で気が小さく、特に女性が苦手という性格のため、60歳を過ぎても独身。
心臓発作をたびたび起こしている。
アンと出会ったことで人嫌いの性格を少しずつ改善していく。
アンを大きな愛で見守り、可愛がっている。
「そうさのう」の相槌が口癖。
長らく狭心症を患っており発作の間隔も短くなっていて周囲からも心配されていた。
マリラ・カスバート 声 – 北原文枝
マシュウの妹。
独身。
共に暮らす兄とは対照的に、てきぱきとした女性。
家事全般が得意で料理上手。
男の子を引き取る予定だったのが、手違いでやって来たアンに当初は驚かされてばかりいた。
現実主義者であり、アンには辛らつな小言を言ったりと厳しく養育しているものの、内心では実子と変わらぬ深い愛情を抱いている。
視力が低く、時々頭痛を起こしている。
かつてギルバートの父ジョン・ブライスと親しかったらしい。
「やれやれ」が口癖。
レイチェル・リンド夫人 声 – 麻生美代子
グリーン・ゲイブルズの近所に住んでいて、マリラの旧友。
おしゃべりで、単純明快な性格。
アヴォンリーの情報通であり、またその面倒見の良い性格のため地域住民から頼りにされる存在であるが、説教が多いのが玉に瑕。
アンに癇癪を起こされ激怒するが、それがきっかけでアンと親しくなる。
政治にも興味があり、式典等があると政治家を見にわざわざ遠方まで出向くほど。
ジェリー・ブート 声 – 田中亮一(一時代役・キートン山田)
グリーン・ゲイブルズの農場手伝い。
原作では殆ど名前のみの登場で、台詞らしい台詞もない。
食いしん坊でお調子者。
食べ方が下品。
アンに自分のリンゴを食べられたことに腹を立て、リンゴに猫いらずを塗っておいたなどと言ってアンを慌てさせる。
彼の描写に、カナダにおけるフランス系移民の子孫の置かれた境遇も仄めかされている。
マーチン 声 – 沢りつお
グリーン・ゲイブルズの新しい手伝い。
マリラの御者。
アレキサンダー・スペンサー夫人 声 – 坪井章子
偶然に重なった手違いで、男の子を欲するカスバート家へアンを連れてきた張本人。
その手違いは結局、アンそしてマシュウとマリラを幸せへと導く事となる。
手違いを気がかりにしていたのか、成長したアンに富豪との養子縁組を持ちかけるが丁重に断られる。
リリー・ジョーンズ 声 – 貴家堂子
スペンサー夫人が孤児院から引き取った幼い女の子。
フローラ・ジェーン・スペンサー 声 – 吉田理保子
スペンサー家の娘。
リリーとはすぐに打ち解けていた様子。
ブルエット夫人 声 – 京田尚子
マリラが手違いで来たアンを孤児院へ返そうとスペンサー家に行った際に別件でスペンサー家に現れた意地悪そうなおばあさん。
アンを子守りとして引き取ると言った。
アンの引き取り手が彼女になるかもしれなかった事が、マリラの決意を促す一要因になったとも言える。
ダイアナ・バリー 声 – 高島雅羅
読書好きな優しい女の子。
体形がふっくらとして、黒髪で三つ編みを二つして赤いリボンで留めている髪型が特徴。
歌が上手く音楽を習っている。
グリーン・ゲイブルズの隣にある「オーチャード・スロープ」に住んでいる。
アンと出会って意気投合し、「心の友」としての誓いを立てる。
大きくなってからもその友情は変わることはなかった。
蝋燭の灯による、一種の「発光信号」で、向かいの丘のアンと互いを呼び出している。
ミニー・メイ・バリー 声 – 小山まみ(現・小山茉美)
ダイアナの妹。
喉頭炎で生命の危機に瀕し、子守りの経験豊かで対処法を知っていたアンに救われる。
後にアンの生徒となる。
ジョセフィン・バリー 声 – 川路夏子
ダイアナの大叔母にあたる人。
シャーロットタウンに『ぶなの木屋敷』という豪華な屋敷をもっている。
ダイアナの家に泊まりに来て、客室で就寝中に何も知らないアンとダイアナに上から飛び乗られて立腹する。
気難しい老婦人だがアンのことをとても気に入り、クリスマスプレゼントを与えたりクィーン学院受験時の宿として屋敷に招いたりするなどアンへの愛情を見せる。
できることならアンを手元に置きたいとまで思っている。
バリー夫人 声 – 武藤礼子
ダイアナのお母さん。
アンが誤ってダイアナにぶどう酒を飲ませてしまったことをわざと飲ませたものと思い込み、ダイアナにアンと絶交するよう言い渡す。
後にアンがミニー・メイの命を救った事に感謝し、ようやく誤解が解けたことで再びアンとダイアナとの仲を認めるようになる。
バリー氏 声 – 依田英助
ダイアナのお父さん、ジョセフィンの甥。
メアリー・ジョー 声 – 中谷ゆみ
バリー家のメイド。
ミニー・メイの病気の日に登場。
テディ・フィリップス先生 声 – 清川元夢
アンのクラスの担任。
生徒に人気が全く無い。
プリシー・アンドリュースにぞっこん。
高飛車な物言いはアンの自尊心をたびたび傷つけ、特にアンとギルバートとの関係には火に油を注ぐような結果をまねいた。
生徒の人気は無かったが、退任の際の挨拶にクラスの女生徒全員が号泣した。
ミュウリエル・ステイシー先生 声 – 鈴木弘子
フィリップス先生の後任でアヴォンリー初の女性教師。
アンのあこがれの先生。
アンの才能を認め、いろいろ指導してくれる。
クィーン学院進学希望者のための特別授業クラス「クィーン組」を編成する。
優しいが、物言いのはっきりとしたすてきな女性で、彼女に出会いアンは教師を目指すようになる。
とりわけ大きな「ふくらみ袖」が、ステイシー先生の、進取的で勝気な性格を物語っている。
ギルバート・ブライス 声 – 井上和彦
アンの同級生。
アンの気を引こうとして赤毛を「ニンジン」とからかってしまい、激怒したアンに石板を頭に叩き付けられる。
何度も謝罪と親切を繰り返したものの、以来5年もの間アンに無視され続けた。
本来は心優しい紳士で、学業の成績も良く、また活発でリーダーシップを発揮し人望を集めている。
クィーン学院へも進学し、その後アンとはライバル且つ良き友人となる。
モンゴメリの原作では後にアンと結婚する。
チャーリー・スローン 声 – 青木和代
アンの同級生。
ギルバートの仲間。
アンに気がある。
クィーン学院に進学。
将来の夢は政治家。
ムーディ・スパージョン・マクファーソン 声- 塩屋翼
アンの同級生。
ギルバートの仲間。
クィーン学院に進学。
将来の夢は牧師。
トミー・スローン 声 – 門谷美佐
アンの同級生。
ジェーン・アンドリュース 声 – 高木早苗
アンの同級生。
アンとは仲の良い友人。
日曜学校のピクニックではボートから落ちかける。
クィーン学院に一緒に進学する。
家庭科の優等生。
ルビー・ギリス 声 – 小山まみ(第34話以降:高坂真琴)
アンの同級生。
アンとは仲の良い友人。
ヒステリーを患っているため、ひとたび発作を起こすと手が付けられない。
クィーン学院に進学する。
学院一の美人だという。
何かあると一番に泣き出すのが、彼女である。
ジョーシー・パイ 声 – 堀絢子
アンの同級生。
アンとはうまが合わないが、アン達と一緒にいる事は多い。
クィーン学院に進学する。
学院一口の悪い女学生で嫉妬深い。
容姿も太っており醜い。
少なからずアンに対抗意識は持っているようだが、その毒舌はアンに限らずクラスメイトに無差別に降り注ぐ。
シャーロットタウンで開催された共進博覧会のレース編で1等賞を取るなど意外な一面もある。
ガーティ・パイ 声 – 間嶋里美
アンの同級生。
一時期ダイアナの隣に座っていたが、ダイアナからは嫌われていた。
ソフィア・スローン 声 – つるたきみこ
アンの同級生で友達。
チャーリーの姉。
ティリー・ポールター 声 – 川島千代子(第24話以降:向殿あさみ)
アンの同級生で友達。
アンが初登校した日に最初に声を掛ける。
アンの学校騒ぎの件をリンド夫人に話し、心からアンの味方をした。
プリシー・アンドリュース 声 – 江川菜子
アンの上級生。
フィリップス先生のお気に入り。
初登場からほどなくしてクィーン学院に進学する。
ステラ・メイナード 声 – 松原雅子
アンのクィーン学院での一番の友達。
アン曰く「赤い薔薇」のような少女。
プリシラ・グラント 声 – 江川菜子
アンのクィーン学院での一番の友達。
アン曰く「夢見る乙女」のような少女。
下宿屋の主人 声 – 辻村真人
下宿屋の女将 声 – 高橋和枝
教師 声 – 緑川稔
アラン牧師 声 – 曽我部和行
アンの少女時代に年俸750ドルでアヴォンリーに赴任した若き牧師。
「アイドルワイルド」で妻とワルツに興じるなど、おおよそ牧師らしくない自由闊達な部分がある反面、熱意と誠意のこもった布教活動はアヴォンリーの人々に好意を持って受け入れられる。
アラン夫人 声 – 江川菜子
アラン牧師の妻。
アンの痛み止め薬入りレイヤーケーキを食べて以来、アラン夫人はアンの良き友人となり、いいアドバイスをしてくれる。
アンのあこがれの人。
ヴィリアム・ベル 声 – 政宗一成
アヴォンリーでの教会行事や冠婚葬祭の世話を取り仕切る。
子供たちにとっては日曜学校校長として認知されている。
「アイドルワイルド」は彼の所有地である。
雑貨店の主人 声 – 島田彰
カーモディーの「ブレアの店」の主人。
マシュウはこの店でアンの好きなチョコレートキャンディーを買った。
駅長 声 – 塩見竜介
アヴォンリーの駅長。
髭をたくわえた肥満気味のおじさん。
ルシラ・ハリス 声 – 松尾佳子
カーモディーの店「サミュエル・ローソン」の女店員。
店主の姪でときどき店番をしている。
アンにクリスマスのプレゼントの服を買おうとしたマシュウが、若い女性が店番と知らずに入ってしまい、しどろもどろになって不要な買い物を沢山してしまう。
ずっと後にマシュウはアンのための買い物なら平気になり、ミス・ハリスとも馴染みになる。
ミセス・エヴァンス 声 – 平井道子
アンがホワイトサンズホテルで詩の朗読をした際、たまたま来ていたプロの朗読家。
アンの詩を褒める。
医者 声 – 大山豊(第18話:加藤正之)
ジョン・サドラー 声 – 村松康雄
ラッセル氏 声 – 加藤精三
委員 声 – 木原正二郎
少女 声 – 白川澄子
婦人 声 – 遠藤晴
郵便局長 声 – 加藤正之
ロレッタ・ブラッドリー 声 – 松岡洋子
アンがアラン夫人の家にお茶に呼ばれた日に招待されていたもう一人の少女。
生徒 声 – 鈴木れい子
生徒 声 – 野崎貴美子
生徒 声 – 杉山絹重
少女 声 – 横沢啓子(現・よこざわけい子)
老人 声 – 池田勝
ナレーション 羽佐間道夫
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 きこえるかしら
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 三善晃
【編曲】 三善晃
【歌】 大和田りつこ
【エンディング】
【曲名】 さめない夢
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 三善晃
【編曲】 三善晃
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 あしたはどんな日
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 三善晃
【編曲】 三善晃
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 森のとびらをあけて
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 三善晃
【編曲】 三善晃
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 涙がこぼれても
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 毛利蔵人
【編曲】 毛利蔵人
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 花と花とは
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 三善晃
【編曲】 毛利蔵人
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 忘れないで
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 毛利蔵人
【編曲】 毛利蔵人
【歌】 大和田りつこ
【挿入歌】
【曲名】 ちょうちょみたいに
【作詞】 岸田衿子
【作曲】 毛利蔵人
【編曲】 毛利蔵人
【歌】 石毛恭子
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