原作 池田理代子
連載・掲載誌 週刊マーガレット
掲載期間 1972年21号~1973年
テレビアニメ放送期間 1979年10月10日~1980年9月3日
テレビアニメ放送時間 水曜日 19時00分~19時30分
放送局 日本テレビ系列
話数 全40話+総集編1話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”ベルサイユのばら” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
池田理代子による日本の漫画作品。
通称「ベルばら」。
フランス革命前から革命前期を舞台に、男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描く、史実を基にしたフィクション作品。
1972年21号から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載。
フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを描いている。
前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。
宝塚歌劇団による舞台化の大成功が作品のヒットに拍車をかけ、テレビアニメ、劇場版アニメなどが制作されて社会現象化した。
2010年現在も新作劇場版アニメの制作が進行しており、パイロットフィルムが公開されている。
オーストリアの作家・シュテファン・ツヴァイクの小説『マリー・アントワネット』に感銘を受けた池田が、同小説を(史実部分の多くは訳文から)参考にして描いた作品。
作中で描かれたオスカルのフランス衛兵隊ベルサイユ常駐部隊長時代の軍服は、フランス革命期のものではなく、より豪華絢爛なナポレオン帝政期のものを基にしたとされている。
テレビアニメは、1979年10月10日から1980年9月3日まで日本テレビおよびその系列局で放送された。
原作に散見されたギャグ色を排し、全編にわたって重厚なシリアスドラマとして構成されている。
オスカルとアンドレが相思相愛になってから一夜を共にするまで幾らか間があった原作とは異なり、身も心も結ばれるアニメでの唯一の機会である第37話制作の際は「きれいな演出を」という制作側の意向を受け、通常1週間の打ち合わせを3週間かけた。
激論の末、この回の脚本担当だった杉江慧子の推す、原作とは異なるホタルの幻想的シーンが決定された。
原作の結ばれ方だと貴族の令嬢が従僕を部屋に連れ込む形で不自然であり、女性の側から告白するにはそれなりの準備と背景と気持ちが必要であるというのが、杉江の論拠である。
原作ではオスカルが自らの意思で革命に身を投じるが、アニメ版のオスカルは「アンドレの行く道に従う」「夫と共に歩く妻になりたい」という主旨の発言をし、革命参加はアンドレ(夫)の意志に従ったという構図になっている。
当初、オスカルが男性として生きていることを強調しようとするあまり、父ジャルジェ共々に一人称を「俺」としていたが、各方面から大不評だったため、「私」に変更された。
ジェローデルが求婚した際、彼がオスカルの女心とアンドレが彼女の分身であることを理解しており、オスカルがほだされて口づけをしそうになったり求婚を断る理由と身を引くシーンは描かれなかった。
第20話からセーヌ河畔でコンセルティーナを弾く隻眼隻脚の吟遊詩人が登場するが、終盤の主人公格とも言える庶民の代弁者という位置づけだった。
あらすじ (説明はWikipediaより)
1755年、ヨーロッパの3つのちがった国々に、やがてフランスのベルサイユで宿命的なであいを持つことになる3人の人間が生まれた。
1770年春。
オーストリア帝国・ハプスブルグ家の皇女マリー・アントワネットは14歳でフランスのブルボン家に嫁いできた。
王太子妃を護衛するのは近衛士官オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。
彼女は由緒ある将軍家の末娘でありながら、後継ぎとして剣も学問も修め、軍人として育てられた男装の麗人だった。
異国の宮廷で孤独をつのらせるアントワネットはパリ・オペラ座の仮面舞踏会でスウェーデンの貴公子フェルゼン伯爵と知り合い恋におちる。
3人は共に18歳。運命の出会いの夜だった。
国王ルイ15世が逝去して孫のルイ16世が即位した。
アントワネットはついにフランスの王妃となった。
自己の栄達ばかりを願う人々に取り巻かれて、おしゃれで遊び好きな王妃の浪費ぶりは、国家の財政難に拍車をかけていく。
重税と貧困にあえぐフランス民衆の非難の目はオーストリア生まれの王妃に向けられ、折からのフェルゼンとの不倫の噂は一層その憎悪をあおりたてた。
道ならぬ恋に苦しむ二人を見守るオスカルも、秘めたる愛に耐えていた。
宮廷中の貴婦人たちの憧れの的、オスカルの初めての恋、王妃の恋人フェルゼンへの想いは叶うことがなかった。
彼女の悲しみをそっと見守る、オスカルの乳母の孫、アンドレ・グランディエ。二人は幼い時から兄弟以上に魂を寄せ合い、青春のすべてを分かち合って生きてきた。
そして何時しかアンドレはオスカルを深く愛していた。
その頃、貴族の屋敷を襲う“黒い騎士”と名乗る盗賊を捕えたオスカルは、その男から民衆の不満の高まりを思いしらされる。
不穏な社会情勢は次第に緊迫してきていた。
黒い騎士ベルナールらの訴えでパリ民衆の悲惨な状態を知ったオスカルは、王宮守護の近衛隊を辞め、衛兵隊を志願した。
貧しくすさんだ荒らくれ男たちと格闘の末、心を開かせ部隊を掌握したオスカルに、父の将軍は結婚話を持ちかける。
1789年5月5日。
僧侶、貴族、平民からなる三部会が開かれた。
国王、貴族と平民議員の対立は激化し、革命の色を帯びていく。
7月13日、衛兵隊にパリ出動命令が下った。
オスカルは長年影のように添い、愛し続けてくれたアンドレの想いを受け入れる。
出動前夜、永遠の愛を誓い二人は結ばれた。
フランス人民は自由、平等、友愛を旗印に雄々しく立ち上がり、革命の焔は全土に燃え広がっていく。
オスカルは衛兵隊を民衆側につけ、国王軍と闘う決心をする。
激しい戦闘のさなか、アンドレが、次いでオスカルが銃弾に倒れた。
1789年7月14日。
バスティーユ陥落。
民衆の勝利の歓声のなかでオスカルは静かに息絶えた。
革命軍は、ベルサイユから国王一家をパリに移し監禁した。
幽閉された王妃アントワネットの前にフェルゼンが現れた。
革命の嵐の中で一瞬の生を悔いなく生きた恋人たちの物語。
登場人物 (説明はWikipediaより)
オスカル 声 – 田島令子(幼少期:鈴木れい子)
幼い頃から男性として育られた男装の麗人。
オスカル(Oscar)は、ヘブライ語で「神と剣」という意味。
海外では”Lady Oscar”という呼称が一般的である。
近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めていたが、フランス衛兵隊に異動した後、フランス革命に際し民衆側に就く。
フランス王家の軍隊を統率してきたジャルジェ伯爵家の娘で、フランソワ・オーギュスタン・ド・レニエ・ド・ジャルジェ将軍とマリー=アンヌ・ルイーズ・ド・ブルセ・ド・ラ・セーニュとの六女(末娘)。
ジャルジェ将軍が男児に恵まれなかった為、後継者とすべく男として育てられた。
ウェーブのかかった豊かな金髪とダークブルーの瞳を持ち、颯爽とした美しさで、しばしば婦人達の恋慕の対象となる。
正義感が強く、男性・軍人としての自分と女性としての心の間で苦しむ。
子供の頃から、乳母の孫で馬丁でもあったアンドレと生活を共にしてきた。
そのためアンドレの想いに気づかず、フェルゼンに密かな想いを寄せるようになり、正体を隠して生涯に1度だけドレスを着用、女性としてフェルゼンの前に現れる。
しかし自らフェルゼンへの想いを断念し、やがてアンドレへの愛を自覚、相思相愛ののち結ばれた。
アンドレ 声 – 志垣太郎(幼少期:野崎貴美子)
八歳で両親を亡くし、祖母マロン・グラッセ・モンブランが働くジャルジェ家に引き取られ、以後オスカルの遊び相手、兼護衛として共に育つ。
幼少期~壮年期において、オスカルへの想いなどから感情は激動するが、基本的には優しい、穏やかな性格である。
幼少期~青年期は、活発で天真爛漫な性格。
青年期にはオスカルより1つ年上であるためか、激情家のオスカルを穏やかに見守る立場にいる。
壮年期には、オスカルを女性として愛するようになるが、身分の違いやフェルゼンへの恋などを前に報われぬ愛に苦しみ、青年期よりもやや激しい感情の動向が見られる。
アンドレは「お前が今日してくれたように おれは いつか… おまえのために命をすてよう!」と決意する。
その後、アンドレは『献身的』という言葉そのものに、オスカルに身をささげてつくしている。
マリー・アントワネット 声 – 上田みゆき
フランス国王ルイ16世の王妃。
オーストリア皇女として生まれ、14歳でフランスへ嫁ぐ。
美しく誇り高く、人を惹き付ける天性の魅力を持つ。
オスカルを親友のように思い何でも打ち明け頼りにしている。
王妃の公務や世継ぎ誕生への重圧から逃れるため、自由で贅沢な生活を送るが、王女誕生後は落ち着き、ようやく本来の気高さに目覚めるもすでに遅く、断頭台で処刑された。
フェルゼン 声 – 野沢那智、堀勝之祐
スウェーデン貴族。
容姿端麗で思慮深く知性的。
オスカルとは親友。
アントワネットとの秘めた恋を貫き、終始彼女に忠誠を尽くす。
ロザリー 声 – 吉田理保子
オスカルによって引き取られる。
オスカルに対しては、女性と知ってからもほのかな恋心は止まず、一途に慕う。
その純真さ、愛らしさでオスカルの心を和ます妹のような存在となる。
ジャルジェ将軍 声 – 内海賢二
オスカルの父。
ジャルジェ伯爵家当主で、フランス王家に忠誠を捧げる将軍。
オスカルを跡継ぎの男子として厳しく育てる。
ジャルジェ夫人 声 – 佳川紘子
オスカルの母。
物静かで心優しい貴婦人。
アントワネットの首席侍女。
ばあや(マロン・グラッセ) 声 – 京田尚子
アンドレの母方の祖母で、オスカルの乳母。
口やかましく心配性だが、心からオスカルを愛している。
主人であるジャルジェ将軍が、オスカルを男として育てる方針に真っ先に反対した。
ルイ16世 声 – 安原義人
フランス国王。
アントワネットの夫。
ルイ15世の崩御により即位。
趣味は読書と鍛冶と狩猟。
小太りでおとなしく優柔不断だが、真面目で家庭的な優しい性格で、国民からも慕われていた。
しかし、ヴァレンヌ事件をきっかけに国民の信頼を失い処刑される。
ルイ15世 声 – 勝田久
ルイ16世の祖父。
国民のことは省みず、宮殿で贅沢な毎日を送っている。
愛らしいアントワネットが孫嫁となり満足するが、彼女と愛妾デュ・バリー夫人の対立に頭を痛める。
天然痘で崩御する。
デュ・バリー夫人 声 – 来宮良子
ルイ15世の愛妾。
下町で娼婦をしていたが、美貌と肉体を武器に国王の寵姫の座を手に入れた。
アントワネットと対立し、一時はアントワネットを屈服させるほどの権勢を誇っていたが、ルイ15世の危篤に伴い、司祭の命により宮廷から追放される。
語り手 声 – 本山可久子
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 薔薇は美しく散る
【作詞】 山上路夫
【作曲】 馬飼野康二
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 鈴木宏子
【エンディング】
【曲名】 愛の光と影
【作詞】 山上路夫
【作曲】 馬飼野康二
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 鈴木宏子
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