原作 八手三郎
連載・掲載誌 てれびくん など
テレビアニメ放送期間 1978年4月1日~1979年1月27日
テレビアニメ放送時間 土曜日 18時00分~18時30分
放送局 テレビ朝日系列
話数 全44話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”闘将ダイモス” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
テレビ朝日系列で全44話が放送された、東映制作のロボットアニメ。
長浜忠夫監督によるロマンロボットシリーズの第3作であり、「友情」をテーマにした『超電磁ロボ コン・バトラーV』、「父子の愛」をテーマにした『超電磁マシーン ボルテスV』に続き、本作品では「男女の愛」がテーマとなった。
ロボットアニメに恋愛要素を持ち込み、また異星人側も侵略が目的ではなく、傷つけられた名誉の雪辱や国益を懸けての戦争という、よりドラマ性を重視した作品である。
本作では実写畑からきた鈴木武幸プロデューサーの発案で、アニメでありながら殺陣師を起用している。
本作のアクションシーンは殺陣師高橋一俊の動きを撮影したものをトレースして描かれている。
鈴木によると「実写のアクションによる面白さを加味できた」としている。
本作の広告代理店は東映エージエンシーが担当しており、提供スポンサーはポピー(現バンダイ)が主力を務めていた。
あらすじ (説明はWikipediaより)
故郷を失ったバーム星人が安住の地を求めて呼びかけた地球人との会見は、バーム星代表のリオン大元帥が何者かに毒殺されるという暗殺事件によって決裂した。
後任のオルバンはこれを地球側の陰謀であるとして人類に報復宣戦し1999年、リオンの遺児リヒテル提督に率いさせた戦闘ロボ軍団で攻撃を開始する。
そこへ巨大変形ロボ・ダイモスを駆ってバームのメカ戦士と戦う竜崎一矢は、戦いの中で記憶喪失の少女エリカと出会う。
いつしか二人は恋に落ちるが、実はエリカはバーム星人であり、リヒテルの妹だった・・・
登場人物 (説明はWikipediaより)
竜崎一矢(りゅうざきかずや) 声 – 神谷明
本作の主人公。
竜崎勇博士の一人息子であり、ダイモスの操縦者でもある空手の達人。
趣味はドラムス。
父親の影響もあってか、幼い頃から宇宙飛行士を目指していた。
正義感あふれる青年で、父の遺したダイモスでバーム星人と戦う。
戦闘中に出会ったエリカと恋に落ち、エリカが父を殺したバーム星人の一人であることを後に知り苦悩する。
バーム星の戦闘部隊と戦いながら、ハレックやマルガレーテなど理解しあえるバーム星人もいることに気づき、さらにハレックやリヒテルとの戦いを通じて、バームの軍人は戦う相手ではあっても「本当の敵」ではないとの認識も持つようになり、物語後半では戦闘以外の道を模索していた。
設定年齢18歳。
夕月京四郎(ゆうづききょうしろう) 声 – 曽我部和行
一矢の親友で剣術の達人。
ガルバーFXIIのパイロット。
天然のアフロヘアにサングラス、常にコート姿で日本刀を背負っているという特殊な出で立ちである。
「~曰く――」と先人の名言を事ある毎に引用するクセがある。
幼い頃に両親を失い、祖父である夕月一刀斎(声の出演・千葉耕市)に育てられた。
また、彼の恋人である玲子のフランス語の講師を担当していたこともあり、結婚を迫られるなど散々手を焼かされ、彼女を目にすると寒気が走っていた。
パイロットとしての技量は高く、劇中でガルバーを撃墜されたことはなかった。
設定年齢18歳。
聖悠紀の元デザインではストレートの長髪だった。
和泉ナナ(いずみナナ) 声 – 栗葉子
和泉博士の孫娘。
京四郎と共にガルバーに搭乗し、戦闘に参加する。
一矢を「お兄ちゃん」と呼ぶが、それ以上の激しい恋愛感情を抱いており、エリカに嫉妬したこともある。
最終的には潔く自らの恋を諦めて二人を祝福した。
怒ったときなどに「ワン!」と犬の鳴き真似をするのが特徴。
設定年齢16歳。
竜崎勇(りゅうざきいさむ) 声 – 飯塚昭三
ダイモビックの責任者の1人であり、月基地の司令官。
科学者としては人類にとっては未知のエネルギー「ダイモライト」研究の第一人者であり、宇宙開発を夢見てダイモビックとダイモスを開発した。
バーム星人からの和平交渉を受け地球へリオン大元帥を招いたが、会見の席上でリオン大元帥が毒殺された際にリヒテルの怒りに任せた発砲(実は混乱に乗じたゲロイヤーの狙撃)を受けて死亡。
設定年齢49歳。
和泉振一郎(いずみしんいちろう) 声 – 勝田久
ダイモビックの責任者の1人であり、竜崎博士と協力してダイモスを作り上げた。
一矢の空手の師匠でもある。
竜崎博士亡き後総司令官としてダイモビックを仕切るが戦闘向きの性格ではなく、指揮の面では三輪長官に押し切られることもしばしばだった。
しかしダイモスを接収しようとする三輪長官をのらりくらりとかわし飄々とした一面もあり、物語中盤ではバーム星人への徹底報復に凝り固まる国際社会に対し、堂々と和平の道を訴えるなど剛毅な面も見せる。
第29話で頭部に深刻な怪我を負い、バーム製の人工小脳で命をとりとめる。
設定年齢65歳。
三輪防人(みわさきもり) 声 – 大木民夫
国連地球防衛軍太平洋本部司令長官兼日本防衛庁長官。
竜崎、和泉両博士とは旧知の間柄らしい。
第一話初登場時には責任感のある軍人として描かれていたが、防衛軍主力の全滅を機にダイモスの出動を要請したあたりから徐々に独善性を露呈していき、ダイモビック側との感情面の軋轢が激しくなると一矢への呼び名も君づけから呼び捨てへと変化していった。
地球を愛してやまないが独善的な傾向も強い為に自分の意にそぐわない意見には耳を貸そうとせず、兵士や人質、民間人の犠牲も厭わない偏狭な人物。
たびたびダイモスの接収と強化を提案するも和泉博士に断られていた。
自軍をたびたび壊滅させるバーム軍への憎しみと恐怖からバーム星人を全滅させることが地球の平和につながると頑なに思い込んでおり、無抵抗のバーム星人にすら銃を向けてその指導者を射殺する程、ヒステリックなタカ派だった。
カイロ 声 – 井上瑤
ダイモビックのサポートロボット。
特に目立った機能はなかったが、おかねさんのお見合いを設定するなどムードメーカー。
おかねさん 声 – 麻生美代子
女だてらに怪力を誇るダイモビックの肝っ玉かあさん。
皆からは「おかねさん」と呼ばれている。
独身で、鬼頭隊長とのお見合いをセッティングされたりした。
カイロと共に劇中でのギャグメーカー。
後半には親族達から独身である事に目をつけられ、甥の元太を押し付けられてしまう。
元太(げんた) 声 – 野沢雅子
おかねの甥っ子で小さい頃に両親を亡くしている。
悪戯が大好きなやんちゃな性格で手に負えないほどのわんぱく坊主。
しかも天性のトラブルメーカーであるため、これに散々手を焼かされた親族達から怒りを買って、たらい回しにされていた。
その結果、元太の存在そのものに怒った親族達はおかねが独身である事に目をつけ、押し付ける。
これにより、元太は親族達から追い出される形でダイモビックにやってきた。
鬼頭(きとう) 声 – 玄田哲章
泣く子も黙る地球防衛軍の鬼隊長。
スキンヘッド。
バームの攻撃で妻子を失っており、そのため初登場時はバーム星人に対し非常に攻撃的だった。
おかねとの見合い相手に抜擢されてしまうなど、いつしかコミカルな三枚目的役回りになっていった。
ダグラス・バンクス 声 – 飯塚昭三
ニュージャーランド政府の科学研究所所長。
バランドークとも手を取り合い、ニュージャーランドにバーム星人と地球人が共存する解放区を築いていた。
リヒテル 声 – 市川治
有翼人種・バーム星人の地球攻撃軍提督。
和平交渉の席上で暗殺されたリオン大元帥の遺児。
星を失い人工天体小バームで宇宙を彷徨っていた十億のバーム星人の生存をかけて地球と戦う。
しかし、父リオン大元帥が地球との平和共存を望んでいたため妹のエリカや乳母のマルガレーテにはたびたび諭されていた。
バーム星人は母星の滅亡から辛くも落ち延び宇宙を放浪する過酷な運命を乗り越えてきたという自負心も手伝い、その民族意識の誇りは高く、その高度な科学力と文化を持ったバーム人側が地球という未開惑星の原住民にへりくだる事を良しとしない風潮に同調しており、暗殺という卑劣な手段を取った(と思い込んでいた)竜崎勇を憎み、その息子・一矢をも目の敵にしていた。
事もあろうにその一矢と恋仲になってしまった最愛の妹エリカを許せず、死んだものとして絶縁する。
しかし地球攻略がダイモスの抵抗で進まぬなか、高名な武人ハレック、アイザムという親友が次々と地球人の力量を認めるように死んでいき、政治的に不安な立場に追い詰められていく中、自身もオルバン大元帥の陰謀を知った事で提督を解任された上に抹殺されそうになる。
オルバンこそが十億のバームの民の真の敵と悟ったリヒテルはすでに抜き差しならない敵対関係にある地球人との協力を拒み、ライザと共に小バームへ秘かに潜入。
神官に変装して父の仇ゲロイヤーを討ち取った後、オルバン暗殺に失敗した為に敢えてオルバンを怒らせて死のうとしていたエリカを救い出し、遂にオルバンを倒して本懐を遂げる。
オルバンの死によって落下を始めた小バームを救うべく傷ついた一矢にエリカを託し、銃弾を浴びつつも制御室へ飛び込んで小バームの落下を停止させた後、自らは多くの地球人を殺した罪を償うために木星へと落ちていった。
設定年齢19歳。
エリカ 声 – 上田みゆき
本作のヒロイン。
リオン大元帥の遺児でリヒテルの妹。
聡明で芯の強い女性。
共に金髪だったリヒテル、リオンと違い、黒髪のロングストレート。
普段は肩を大きく出すギリシャ・ローマ風の服装をしていることが多く、飛んでいる姿は宗教画にみられる天使のようである。
リオン大元帥暗殺によって起きた戦乱で地球に取り残され、記憶を失い倒れていたところを一矢に助けられ恋に落ち、ダイモビックへ引き取られる。
バーム星人は翼を背中の内側に完全に収納できるため、記憶喪失中も他の地球人に正体を気づかれることがなかった。
しかし自身が設計した装備を持つバーム星の戦闘ロボやリヒテルを見て記憶を取り戻し、愛してはいけない人として自らダイモビックを去る。
その後海底魔城に戻るものの、一矢への想いは絶ちがたく乳母マルガレーテや侍女シンディの協力で一矢とのコンタクトを図るがことごとく失敗、兵士の手前もあり、リヒテルはエリカの処刑を決断。
メルビの計らいで窮地を脱したが、運命に流されるだけではいけないと地球とバームの架け橋となるべく解放区の発展に尽くすようになる。
しかしオルバンが小バームに眠る十億のバーム星人を洗脳している事実を知ったためオルバン暗殺のために敢えてオルバンからのプロポーズを受け入れる。
結婚式の最中にオルバンを暗殺しようと短剣を隠し持って式に臨むが失敗、リヒテルに救われることになる。
最後にはリヒテルに命がけで民を救い出そうとした一矢との仲を認めてもらった(それ以前リヒテルは、黒幕がオルバンだと分かっても、地球人に気を許さず、力を貸そうとはしなかった)。
リオン大元帥 声 – 大木民夫
バーム星人の最高元首にしてリヒテルとエリカの父親。
優しそうな外見の通り無益な戦争行為を好まぬ穏健な平和主義者だった。
バーム星の代表として地球政府との会談に赴くが、会食の席上で乾杯の杯に毒を盛られて暗殺された。
リヒテルは地球人の卑劣な罠だと激昂してその場で銃を乱射し竜崎博士を射殺する。
実はリオン毒殺も竜崎博士射殺も全てはオルバンの命を受けた腹心ゲロイヤーによるテロ工作だったことが終盤で明らかとなる。
バルバス 声 – 飯塚昭三
バーム星の軍事司令官。
禿頭で目の周りが黒い。
リヒテルの補佐をする。
リヒテルを深く尊敬しており、彼のためには身を挺して戦う武人。
戦闘ロボの操縦でも素手でも戦闘力は高く「バームの鬼神」とさえ呼ばれた。
豪快な力押しを得意とする猛将ぶりの一方、ライザと共謀して自身の地位を脅かすハレックやメルビを秘密裏に始末しようとする姑息な一面もあった。
小バームで反乱を起こして地球にやってきた弟のヒムレーの口からオルバン大元帥の陰謀を聞かされ、バームの正義に疑問を持つ。
秘密警察のゲロイヤーの手によってヒムレーを殺され、口封じにリヒテルと共にメカ戦士レアギンドに乗せられてしまう。
しかし辛くも生き延び、ダイモビックの近くの海岸に打ち上げられたところを地球側に身柄を捕らわれてしまう。
三輪長官の銃弾から彼をかばった一矢を人質にダイモビックを脱出したが、一矢は好敵手でもあったバルバスを信頼しており、逆に元部下のオルバン派のザウロに命を狙われたことでオルバンの陰謀を確信。
バーム十億の民のためにオルバン打倒の決意をするが時すでに遅く、周囲を包囲された彼は一矢を抱えて激しい攻撃にさらされつつダイモビックへと大きく羽ばたき、何とか無事に一矢を送り届けることに成功。
しかし、自身は既に瀕死の重傷を負っており、一矢にバーム星の未来を託して死亡した。
ライザ 声 – 弥永和子
リヒテルの補佐をする美女。
戦闘ロボの開発を担当。
リヒテルを心から愛しており彼の側にいるためなら如何なる犠牲をも厭わず、その情念は些かエキセントリック。
エリカに対してはリヒテルを心配させる存在として疎ましく思っており、マルガレーテともども処刑しようとまでした。
ゲロイヤーに海底魔城が占拠されたときには真っ先に寝返りを表明するが、それはリヒテルを救うための芝居であり、個人の秘密基地まで用意してリヒテルを救ってみせた。
戦力を失ったライザはダイモビックに応援を要請するほどだったが、リヒテルはそれを潔しとせず、単身小バームに乗り込む決断をする。
ライザはそれに付き添い、不利な状況の中、オルバンに決死の攻撃をかけようとしたリヒテルに代わり単独でオルバンに向かっていたものの待ち伏せの銃撃を受け、その目前で力尽きるように死亡した。
マルガレーテ 声 – 麻生美代子
リヒテル、エリカの乳母。
エリカを“お姫(ひぃ)様”と呼び、リヒテルを“若”と呼ぶ。
エリカを処罰しようとするリヒテルをたびたび諌める。
リヒテルは二人の母代わりだったマルガレーテの意見を簡単には撥ねつけられなかった。
エリカを救うためにシンディと共に尽力する。
バーム星では死刑の次に重いとされる翼を切られる刑を受け、強制労働に従事させられていたがエリカととも解放派に加わり行動を共にした。
最後はオルバンに剣で切られたが最後の力を振り絞り、エリカの真意やオルバンの罠にはめられて一矢を殺しかけてしまった顛末を一矢に知らせて息絶える。
シンディ 声 – 岡本茉利
エリカの侍女で幼馴染。
幼い頃に命を助けてくれた恩人のエリカを救うためにマルガレーテと共に献身的に努力する。
裏切り者としてエリカ、マルガレーテと共に処刑を待つ身だったが、マルガレーテが仮死剤によってエリカを救う計画を立て、マルガレーテをエリカの元に行かせる為、番兵の足止めをした際番兵共々光線を浴び遺体は跡形もなく消滅され死亡。
その後、エリカが彼女の生死はどうなったのかをマルガレーテに聞き出す機会は模写されなかった。
ガーニィ・ハレック 声 – 石丸博也
バーム星きっての格闘家であり、リヒテルの武術指南役を務めていた。
一矢と生身で一対一の勝負をするが、副官の地位を脅かされたライザとバルバスの策略によりフロッグマン部隊の邪魔が入る。
その混乱を卑怯と諌め一矢をかばうように戦ったため、戦士としてお互いを理解し合った。
そしてリヒテルにダイモスや地球との戦いを考え直すように進言するが、リヒテルの逆鱗に触れ牢に入れられる。
エリカによって救い出された彼は、ダイモスを攻撃する戦闘ロボ・シャイフルドに中性子爆弾が内蔵されていることを知り、一矢を救うため、自らその戦闘ロボに乗り込み宇宙空間へ機体を運んで自爆した。
ウォーリン 声 – 寺島幹夫
リオン大元帥の元で従えられていた医師。
ハレックやシンディと同じくバーム星人と地球人の混合社会を作ろうとする和平派であり、彼の良き理解者でもある。
リヒテルに処刑されかけたエリカを救助し海底城から脱出し負傷するが、三輪長官にエリカ共々捕まってしまい、そのまま引き離されて病院内で死亡した。
アイザム 声 – 井上真樹夫
バーム星最高の天才科学者であり、リヒテルの親友。
超弾性金属を用いて戦闘ロボを更に強化したメカ戦士を造り上げダイモスの攻撃を封じる。
彼は自身の発明したアイザロン粒子の実験中に事故を起こし、大量の放射線を浴びてしまった事で死を待つ身だったが、残り少ない命を親友のために捧げようと敢えてリヒテルの後任として着任し、リヒテルの数々の失敗の尻拭いをしようとした。
和平派がもたらしたアイザロン粒子によりダイモスがパワーアップしたことを知ると反アイザロン粒子砲を作り上げ自らメカ戦士・ギメリアに乗り込みダイモスに挑んだが、善戦空しく倒され「俺は自分自身(の発明したアイザロン粒子)に敗れたのだ」と言い残して戦死する。
メルビ 声 – 伊武雅刀
オルバン大元帥の甥。
放蕩無頼で有名であり、常に酔っ払っている。
しかし真実の姿は暴君となった叔父・オルバンを嫌い、ウォーリン同様バーム星人と地球人の混合社会を作ろうとする和平派であり、無頼じみた言動の数々はオルバン派の目を欺くための芝居だった。
エリカが地球人を愛した咎で処刑されそうになったことを知り、海底魔城に駆けつけエリカを嫁にすると宣言、エリカを救う。
和平派の彼としては、またとない両星の友好の象徴としてエリカと一矢を失うわけにはいかなかったのである。
しかし、自身の地位を危ぶむバルバスとライザが放った戦闘ロボにコブラードを撃墜されて瀕死の重傷を負い、エリカにバーム平和運動の重要機密が隠された指輪を託して絶命。
その後の展開から見て彼の死が小バームの平和勢力の壊滅と全国民洗脳計画の本格化につながったと思われる。
バランドーク 声 – 内海賢二
和平派のリーダーでニュージャーランドにバーム星人と地球人が共存する解放区を築いていた。
ニュージャーランド政府の科学研究所所長・バンクス博士とも手を取り合っていた。
対話を求めるもバーム星人の言葉に聞く耳を持たぬ三輪長官に撃たれ、エリカに後任を託して息絶えた。
ゲロイヤー 声 – 立壁和也 (現・たてかべ和也)
オルバン派のバーム星人であり秘密警察の参謀長。
地球人を奴隷として連れ去ると同時に和平派のバーム星人も奴隷としていた。
オルバンの腹心であり、リオン大元帥毒殺と竜崎博士殺害の張本人。
反オルバン勢力の大量虐殺を直接指揮し、人工冬眠中の民をも次々と焼却処分にした殺人鬼で、大量洗脳施設の建設にも関わっていると思われる。
秘かに小バームに潜入していたリヒテルによって施設落成の式典の最中に襲われながらも放った短剣をリヒテルに投げ返されて死亡した。
殺される前に「自分はオルバンに命令されただけで…」と命乞いをするが、元々本人は彼の忠実な部下ではなかったらしい。
ヒムレー 声 – 中尾隆聖
バルバスの弟。
オルバン大元帥の陰謀を反乱で小バームを脱出し、そのことをリヒテルや兄のバルバスに知らせるために海底城へ逃亡する。
リオン暗殺の真相をリヒテルらに伝えることができたものの、すでに海底城司令部に潜入配置されていたゲロイヤーの秘密警察隊に射殺され、ライザに見取られて息絶えた。
ザウロ 声 – 宮村義人
オルバン派のバーム星人としてバルバスの部下に配置されていた元親衛隊長。
新司令官となったゲロイヤーの命を受け、兵士を使い一矢もろともバルバスを襲撃するが、激闘している間に姿を消してしまう。
グルメン 声 – 飯塚昭三
オルバン派のバーム星人でありゲロイヤーの部下。
ギルド 声 – 寺島幹夫
オルバン大元帥の部下。
エリカの陰謀を暴くために目付け役を命じられる。
エリカが予めに一矢に彼女の真の目的を伝えるために託そうとしたマイクロフィルム付きの麻酔弾を用意していたところを目撃する。
その銃を実弾のとすり替え一矢を撃たせてしまう。
このことが一矢にエリカの誤解を招いた切っ掛けとなった張本人。
エリカを脅迫し、オルバンをも出し抜く野心を見せ、負傷を振り切った一矢をダイモスもろともメカ戦士・ガドルスを操って攻めるが、あと一歩のところでエリカに射殺された。
ヤホバ 声 – 藤本譲
小バームの大僧正。
リオン大元帥の恩義を受けていた人物で、メルビ亡き後、小バーム社会におけるリオン大元帥派の重要人物としては最後まで健在だったが、激化したオルバンの暴政の前に孤立しつつあった。
オルバンに従順を装いつつも、各所に張り巡らせた部下たちの働きで捕えられたリヒテルを秘かに脱出させ、オルバンとエリカの結婚式場に潜り込ませることに成功する。
結婚式場からの乱戦においても建物の下敷きになりかけたリヒテルとエリカを救出するなど、オルバン打倒の重要な援護を果たした。
バーム参謀総長 声 – 飯塚昭三
ゲロイヤー亡き後に登場したオルバン大元帥の側近。
バーム星で最後の指揮官で、ゲロイヤーよりも地位は上でもある。
小バームのバリアのエネルギーを逆用し、突破されたダイモスに小バームへの進入を許してしまう。
オルバンを援護するためにリヒテルと戦う。
最期はオルバンを救うことができず、リヒテルに短剣で刺殺された。
オルバン大元帥 声 – 勝田久
この物語の全ての元凶であり黒幕。
暗殺されたリオンの後を継いで大元帥となったバーム星人。
実はリオンの平和共存主義に反発しており、暗殺はバームの武力行使の言い訳としても平和路線の転換としても恰好の機会だった。
そのためゲロイヤーを使って暗殺事件を起こさせ大元帥の地位を手に入れた。
また事件の真相を知った場合、多くの武人たちを率いて刃向かう恐れのあるリヒテルを小バームから引き離すべく地球攻撃の総司令官に任命して中央の情勢から遮断し、そのまま彼には地球人が父を暗殺したように思わせていた。
その上で反対勢力を次々と粛清し、人工冬眠をしていた十億のバーム星人の脳に手術を施し従順な奴隷とする計略までも進め、手ひどい圧制を行ったため、多くの離反者を出し、甥のメルビやバルバスの弟ヒムレーにまで反旗を翻されるようになる。
事態の打開も兼ねてリオンの遺児エリカを脅迫して妻に娶ろうとしたが、大僧正に成りすましてその式場に潜入していたリヒテルに詰め寄られ、また小バームに乗り込んだダイモスとダイモビックの戦闘部隊により、小バーム内の治安・軍事組織を壊滅させられて一挙に追い詰められてしまった。
体内に心臓と連動した小バームの自滅指令用制御装置を埋め込んでおり、自分の死と共にバーム星人十億人を道連れにしようとした。
ナレーター 声 – 市川治
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 立て! 闘将ダイモス
【作詞】 八手三郎
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 ささきいさお、コロムビアゆりかご会
【エンディング】
【曲名】 エリカのバラード
【作詞】 あおいあきら
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 かおりくみこ、大倉正丈
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