ジャングル黒べえ 【概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優】

原作 藤子・F・不二雄

連載・掲載誌 よいこ など

掲載期間 1973年3月~12月

テレビアニメ放送期間 1973年3月2日~9月28日

テレビアニメ放送時間 金曜日 19時00分~19時30分

放送局 NET(現:テレビ朝日)系列

話数 全31回(全61話)

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概要 (説明はWikipediaより)

藤子・F・不二雄による日本の漫画作品、および同作を原作としたテレビアニメ。

アフリカの密林に住むピリミー族の王さまの息子である黒べえが、ジェット機を大きな鳥と勘違いし、捕らえようと車輪にしがみついたものの日本上空で力尽きて落下し、落ちた先=佐良利家で看病されたことを機に、佐良利家に恩返ししようと得意の魔法や呪術で騒動を巻き起こす、というギャグタッチの物語。

本作は藤子作品としては珍しくテレビアニメ化企画が先行した作品で、過去『オバケのQ太郎』など一連の藤子作品を手掛けてきた東京ムービーが制作を担当。

藤子はストーリーと漫画連載を担当した。

キャラクターの原案は宮崎駿が手掛けている。

ただし、宮崎が出したアイデアは「アイヌ神話のコロポックル(ホビット)と人間の交流を描く」という、完成作品とは全く異なるものであり(佐藤さとるの『コロボックル物語』シリーズに酷似)、それを楠部三吉郎が「アフリカの原住民」という形に翻案した。

テレビの企画先行という事情もあり、藤子は「なかなかキャラクターに感情移入できなかった」と後に語っている。

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あらすじ (説明はWikipediaより)

ピリミー族酋長の息子・黒べえ。

彼はジャングル上空を行く飛行機を鉄の鳥とみなして飛びつき、そのまま日本に来てしまう。

シシ男くんの家で世話になった黒べえはそのまま居候として暮らすことに。

やがて象のパオパオや弟の赤べえも後を追ってきて、町は大騒ぎになる・・・

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登場人物 (説明はWikipediaより)

黒べえ 声 – 肝付兼太

本作の主人公。

黒べえは通称で、本名は漫画では「クロンベンボコメッチャラクッチャラホイサッサ」、アニメ版では「クロベンボコ・ベロチョンタ・ベンボコリンコン・ブラブラボロリン・ボロボロボロリン・バエボコロンタラ・タラリロレンベエ」。

アフリカ大陸出身で、世間では幻の民族と言われるピリミー族の王子。

空を飛ぶ魔法を練習している時、巨大な鳥と勘違いしてジェット機にしがみつき、振り落とされて佐良利家の巣箱(犬小屋を改造したもの)で凍えていたところしし男に看病してもらい、恩を返し終わる(しし男を助けるたび、気持ちに応じた大きさの石を庭に掘った穴に入れ、その穴がいっぱいになる時)まで居候することになる。

「ウラウラベッカンコー!」などの呪文による魔法を得意としており、しし男を助けることがある一方で、未熟なため失敗し騒ぎの種になることも多い。

ことあるごとに「これジャングルの常識」と言ってピリミー族の掟などを教えてくれる。

日本社会でも常識的な「物をもらったらお礼を言う」「自分のことは自分でする」「嘘は悪い」など共通するものも多い。

特に嘘は大嫌いで、ピリミー族の教えにより嘘をついた相手には容赦ない仕打ちを返すという。

アニメ版の設定では好きなものはタコ焼きとコロッケ、ホットケーキなど。

嫌いなものはネズミ。

佐良利 しし男 声 – 杉山佳寿子

黒べえと仲良くなった弱虫の少年。

しかし、心優しく義理堅いところがあり、性格もさっぱりしている。

一方、アニメ版では強情で、ワガママなところも見られ、宿題を忘れる、朝寝坊を繰り返すなど怠け者なところがある。

たかねのことが好き。

タイガーにはいつも苛められている。

名前は「わんぱくでもいいから、獅子のようにたくましくなってほしい」という両親の願いがこもったものである。

パオパオ 声 – 水鳥鉄夫

2本足の羽が生えた象で黒べえのペット。

体は丈夫で、みんなの足となって動き回る。

鼻から水を出すことができるほか、空気を吹き出して加速することもできる。

また、巨体の割には身体が軽く、自在に跳びはねるほか、羽を使って空を滑空することもできる。

ピリミーからは泳いでやってきた。

好物はバナナ、パイナップルなどでかなりの食いしん坊。

黒べえと同じくネズミが大嫌い。

赤べえ 声 – 桂玲子

黒べえの弟で赤いひげがトレードマーク。幼いため魔法は使えず、「ピキ」としかしゃべれない(言葉は黒べえには理解できる)。

ピリミーからは小包に入ってやってきた。

槍の達人で、腕は確か。

見かけに似合わず食欲は旺盛である。

漫画版ではあまり出番はない。

ガック 声 – 堀絢子→山本嘉子

ピリミーからやってきた黒べえのライバル。

金持ちで、空き地に自宅を建てて暮らしている。

また、催眠術の使い手で、ピリミーから色々な珍獣を召喚する。

悪戯好きで騒ぎの火種になることが多い。

口癖は「~的ねーぇ」「シャラバーイ」など特徴的。自分のことをぼくちゃんと呼ぶ。

漫画では、毎日新聞(大阪版夕刊)に掲載された4コマの一作にのみ登場。

タイガー 声 – 山下啓介

近所のガキ大将で、いつもしし男をいじめているが、高所恐怖症だったりおねしょの癖があったりと気弱な一面も。

本名はトラ夫。

前半はオカラと共に黒べえと争うことが多かったが、ガックが登場してからはライバルとしての存在感が薄れ、オカラと共に、しし男たちと仲良く行動することが多くなっている。

オカラ 声 – 堀絢子

嫌味で、狡賢い性格。

タイガーと一緒に行動することが多く、いつも彼に入れ知恵をしている。

口癖は「~でヤンス」。

本名はカラ夫で、出っ歯でネズミのような顔立ちをしている。

帽子集めが趣味。

富士野 たかね 声 – 恵比寿まさ子

しし男のクラスメートで、しし男を始め、周りの男たち憧れのマドンナであり、手の届かぬ高みの存在というイメージが増す様、名前もことわざ「高嶺の花」および百人一首一句「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」(歌人山部赤人作)より引用・創作されている。

藤子作品では源静香の系譜を持つキャラクターだが、漫画ではあまり出番がない。

一方で、アニメ版では登場機会が多く、キャラクターが掘り下げられている。

童話やおとぎ話などメルヘンの世界を愛しており、心優しく大人しいところもあるが、基本的に活動的かつ好奇心の強い性格で、時にヒステリックになって暴れ出すことも。

焼き芋が大好物だが、周りには秘密にしている。

愛犬家でスリーピーという大型犬(セントバーナード)を飼っている。

佐良利 鳥子 声 – 増山江威子

しし男の母親。

叱るときは叱り、褒めるときは褒める良妻賢母で家事一切をこなす。

黒べえの居候には猛反発していたが、思いがけぬ情に絆される。

佐良利 満 声 – 矢田耕司

しし男の父親。

おっとりした性格で、腰が低い。

愛煙家。

先生 声 – 大竹宏

2年2組の担任教師で、しし男たちの先生。

偏屈じいさん 声 – 八奈見乗児

近所に住む頑固者のお爺さん。

名字はその名の通り、変久津。

穏和な性格のお婆さんと仲良く二人暮らしをしている。

日頃から剣幕ぶりを露呈しており、子供たちは揃って苦手にしていたが、本当は寂しがり屋であった。

黒べえとは仲良くなり、彼とよく槍の稽古をしている。

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【主題歌 (説明はWikipediaより)】

【オープニング】

【曲名】 ジャングル黒べえの歌
【作詞】 藤子不二雄
【作曲】 三沢郷
【歌】 大杉久美子

【エンディング】

【曲名】 ウラウラ タムタム ベッカンコ
【作詞】 藤子不二雄
【作曲】 三沢郷
【歌】 大杉久美子

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