タイガーマスク 【概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優】

原作 梶原一騎

連載・掲載誌 ぼくら など

掲載期間 1968年1月号~1969年10月号 など

テレビアニメ放送期間 1969年10月2日~1971年9月30日

テレビアニメ放送時間 木曜日 19時00分~19時30分

放送局 日本テレビ系列

話数 全105話

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概要 (説明はWikipediaより)

アニメ版は、漫画版の連載とほぼ同時進行で放送されていたが、中盤で、アニメの進行が漫画連載に追いついてしまったため、徐々にオリジナルストーリーが目立つようになっていき、終盤では一部原作の要素は取り入れているものの、全く別の展開となった。

本作は日本のテレビアニメで初めて、原画からセル画へ絵を転写するトレースマシンを導入した作品である。

このため線の多い劇画をアニメ化することに成功した。

最終回は(当時の)通常の3倍の作画枚数が費やされたという。

制作サイドは後半部がかなりオリジナルストーリーになっていた上に、原作とはかけ離れた、かなり大胆な結末にしたことで、原作者である梶原一騎の反応を非常に気にしていたが、梶原一騎はこのアニメ版の最終回を非常に気に入り、「こういう最終回が書きたかった」と語ったという。

主題歌の歌詞にある顔面への拳による攻撃は、プロレスでは基本的にルール違反である。

しかし、一般的なプロレスでは5カウント以内の反則はルールで認められており、梶原作品ではベビーフェイスのレスラーもよくパンチを使う。

脚本を担当した辻真先によると、当時は「テレビアニメは滅んだかもしれない」という大変な時期だった。

これは1968年のマルサン商店、1969年の今井科学の両社の倒産が影響している。

両社はキャラクター玩具で業績を拡大したが、キャラクター玩具の急速な需要の変化に耐えきれず倒産した。

このため玩具業界では「キャラクターは危険」という認識が根付いた。

『鉄腕アトム』以来、アニメ制作会社は高額なテレビアニメ制作費の赤字を、玩具などの関連商品の商品化収入で補っていたが、玩具業界が商品化してくれないため、制作費が調達できずテレビアニメの制作本数は減っていた。

だが本作は約2年間と長期間放映された。

これは本作の高視聴率もあるが、中嶋製作所のタイガーマスクのソフト人形がヒットしたためで、本作は当時のアニメではトップレベルの商品化収入を誇った。

この成功が『仮面ライダー』に影響を与えた。

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あらすじ (説明はWikipediaより)

孤児院「ちびっこハウス」の伊達直人は動物園の虎の檻の前でケンカをしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされる。

虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味わわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴を卒業。

悪役覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。

当初は虎の穴へのファイトマネーの半額という上納金は支払った上で、自分の手取り分の範囲内での援助を考えていたが、自分の出身施設である孤児院「ちびっこハウス」の窮状を知り、虎の穴へ納める分まで寄付せざるを得なくなる。

虎の穴はタイガーを裏切り者とみなし、タイガーを倒すための刺客を次々と送って来る。

同じ裏切り者となるなら、せめて後輩となる「ちびっ子ハウス」の子供たちに恥じない戦いをしたいと、悪役からフェアプレーで戦う正統派スタイルへ転向。

当初は、身についた悪役ファイトが抜けきれず、また正攻法では大物レスラーを相手に通用しないので、苦闘の連続だった。

レフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなどの隠し技を使うこともあったが、ジャイアント馬場にあっさりこれを見抜かれ、以後封印する。

やがて、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー(アニメでは「ウルトラ・タイガー・ブリーカー」)、タイガーVなど、独自の必殺技を開発していく。

しかし、虎の穴が次々と送り込んでくる悪役レスラーたちとの死闘の中、反則に反則で応えてしまうこともしばしばあり、「虎の穴」で身についた悪役スタイルと正統派でありたい意識の中でながく葛藤した。

彼がこの苦悩から解放されるのは、ミル・マスカラスの弟、エル・サイケデリコから、正統派のイメージにこだわるあまり、ルールで認められた5カウント内の反則まで否定してしまった兄の苦悩を聞かされてからである。

この助言を受けて、ようやく虎の穴の呪縛から逃れ、テクニックでも反則技でも一流だったルー・テーズの再来を目指すこととなる。

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登場人物 (説明はWikipediaより)

伊達 直人 / タイガーマスク 声 – 富山敬、森功至

ルリ子たちと共に「ちびっこハウス」で育った孤児。

中学生3人をやっつけた素質を見込まれてスカウトされ、悪役レスラーの養成機関である「虎の穴」に入るため外国に渡った。

過酷な特訓に耐えてタイガーマスクとなると帰国し、ちびっこハウスを度々訪れては援助の手を差し伸べる。

自分がタイガーマスクであることを隠すためにわざと軽薄に振る舞い、子供たちからは“キザ兄ちゃん”と呼ばれている。

若月 ルリ子 声 – 山口奈々、野村道子

若月先生の妹であり、直人とは兄弟同様に育った幼なじみ。

兄を助けて苦しい家計をやりくりするしっかり者で、ちびっ子ハウスでは母親がわりとなって子供たちの世話をやき、“ルリ子姉さん”と慕われている。

優しく健気な女性だが、子供たちを守るためなら一歩も引かない芯の強さを持っている。

直人には淡い恋心を抱いている。

若月先生 声 – 中川謙二

亡き父の意思を受け継ぎ、一度は解散したちびっこハウスを再建した人物。

身よりのない孤児たちを引き取って育てている。

温厚な人柄で、子供たちのイタズラにもめったに怒ることはない。

父親代わりになって子供たちを温かく見守っている。

健太 声 – 野沢雅子

ちびっこハウスの一員で、わんぱくで人一倍負けん気の強い男の子。

どんな敵にも恐れずに立ち向かってゆくタイガーマスクに憧れている。

最初は直人のことを金持ちであることをひけらかすキザ野郎だとして嫌っていたが、次第に心を許して慕うようになってゆく。

ジャイアント馬場 声 – 兼本新吾

人格、実力、人気共にナンバーワンの、日本プロレス界のエース。

恵まれた体格を生かした必殺技・16文キックは、とてつもない破壊力を秘めている。

タイガーの実力を認め、正統派レスラーとなるよう助言。

自身のタッグパートナーに選んだこともある。

「グレート・ゼブラ」とは彼のことである。

アントニオ猪木 声 – 中曽根雅夫

日本プロレス界の若きホープ。

馬場に比べるとやや直情的な性格だが、タイガーが悪役から転向してからは良き先輩として力になる。

その実力は誰もが認めるところであり、タイガーとタッグを組むことも多い。

大木金太郎 声 – 富田耕生

アジア王座決定戦に韓国代表として日本代表のタイガーマスクと共に出場。

ミスター・?(クエスチョン)に一杯喰わせるなど、タイガーマスクの優勝に援護を果した。

嵐 虎之介 声 – 北川国彦

嵐十段と呼ばれる柔道家。

高潔な人格者で、正統派レスラーに転向した後も反則ファイトを捨てきれないタイガーに助言を与え、心の迷いを克服させた。

剣術の大家でもあり、その極意を披露することでタイガーにオリジナル必殺技を開発するヒントを与える。

ミスターX 声 – 柴田秀勝

「虎の穴」極東地区を統括するマネージャー。

外見は紳士だが、性格は恐ろしく冷酷かつ残忍。

掟である上納金の支払いを拒絶したタイガーを裏切り者と認定し、処刑のために殺し屋や死神レスラーたちを次々と日本に送り込む。

本作は柴田の声優デビュー作でもある。

虎の穴の三人の支配者 キング・タイガー、ビッグ・タイガー、ブラック・タイガー

声 – 中曽根雅夫、北川国彦、中川謙二

悪役レスラー専門の養成機関「虎の穴」に君臨する三人の恐怖の支配者。

三人とも同じマスクをかぶっているため、国籍・年齢などは一切不明。

その冷酷さと残酷さは、ミスターXですら青ざめるほどである。

組織の掟を破った者は決して許されず、地の果てまでも刺客に追われて処刑される。

その正体はかつて世界中のマット界で暴れまわった「幻の三人のタイガー」であり、終盤では自らタイガーを抹殺すべく出陣する。

なおブラック・タイガーは実在するプロレスラーとは異なり、黒い虎の覆面ではなく全身の肌が黒いレスラーである。

虎の穴のボス / タイガー・ザ・グレート / ミラクル3 声 – 鈴木泰明

当初は姿を見せない謎の存在だが、「幻の三人のタイガー」までも敗れたことを受け、タイガーマスク抹殺の指揮をとるようになる。

ミスターXに直人を暗殺せよと指令を与えつつ、来るべき対決に備えてタイガーの戦い方を研究し、実力を見極めようとする。

その正体は「虎の穴」の創設者で、かつては世界中を荒らしまくった天才レスラー。

大門 大吾 / ミスター不動 声 – 立壁和也

かつて「虎の穴」で共に修業した直人の親友。

訓練生時代に脱走を図るが失敗。

その時に命を救われて以来、直人には恩義を感じていた。

実力はタイガーに勝るとも劣らず、「虎の穴」ではコーチも務めていた。

ミスターXによって死よりもつらい拷問を受け、親友と戦うことに苦悩しながらもタイガーマスク抹殺の刺客となる。

高岡 拳太郎 / ケン高岡 / イエローデビル 声 – 田中亮一

「虎の穴」の刺客レスラーの一人。

病身の母と幼い妹のため、牛乳配達をして家計を支えていたが、座卓を一撃で叩き割る空手の実力を買われ、「虎の穴」の練習生としてミスターXにスカウトされた。

残してきた家族を思って脱走を図るものの失敗。

母親が死んだのはタイガーのせいだと吹き込まれ、打倒タイガーマスクを誓う。

しかしタイガーに敗れた後、母の死の真相を知らされ「虎の穴」を脱退。

正統派レスラーとしての道を歩んでいく。

アナウンサー 声 – 野田圭一

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【主題歌 (説明はWikipediaより)】

【オープニング】

【曲名】 行け!タイガーマスク
【作詞】 木谷梨男
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 新田洋 / スクールメイツ

【エンディング】

【曲名】 みなし児のバラード
【作詞】 木谷梨男
【作曲】 菊池俊輔
【編曲】 菊池俊輔
【歌】 新田洋 / スクールメイツ

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